「関取に肛門に綿棒6本以上ぶち込まれ...」 壮絶「職場いじめ」殺害事件に元力士、「相撲界でも当たり前に」主張
自身も加害者に...言うこと聞かせるため「16才の後輩力士にお尻を蹴って」
続く投稿では、自身も加害者になっていたとも明かす。 20歳の頃、兄弟子や親方から「新弟子が言うことを聞かないのはお前ら中堅どころのせいだ、言うことを聞かせられないならかわいがるぞ」と暴行を受けていたといい、「下の子に言うことを聞かせるために16才の後輩力士にお尻を蹴って暴力振るって」と明かした。 しかし後輩力士からは中指を立てられたため、「消化器を持って追いかけて『殴られたくなかったら言うことを聞いてくれ!』と師匠の部屋の前の玄関口で脅した」こともあったという。 さらに、「かわいがりをさせられてる姿」の写真も投稿した。泥だらけの力士が腕と足を地面についている写真で、「かわいがりの後に行われる 前立て(腕立て伏せの形のままキープ)」という。 「お尻や背中、頭を叩かれたり腰に体重を乗せられたりしてやられるかわいがりの一種」と説明し、3時間や5時間もの間させられることがあったとした。一般の人が見学に来ても腕立てをしているようにしか見えないため、「頻繁に使われているかわいがりの一つでした」とも振り返った。 こうした壮絶な体験談に、Xでは「悲しい話ですね」「大人でも子どもでも...それはもうイジメでなく単なる犯罪だよな...」「想像しただけで胸糞悪くなる」といった声が寄せられた。 柳原さんは23年3月、新型コロナウイルス感染のリスクを理由に休場を申し出たが認められず、引退を余儀なくされたとして日本相撲協会と佐渡ケ嶽部屋を提訴している。24年9月20日に柳原さんがXに公開した陳述書では新型コロナウイルスが流行するなか、持病を抱える柳原さんが休場を申し出ても認められなかったとする引退までの経緯や、柳原さんが受けた「かわいがり」実態、持病の不整脈や怪我を抱えた状態で稽古を十分に休ませてもらえなかったことなどが記されている。 協会と佐渡ヶ嶽部屋は全面的に争う姿勢。柳原さんは賞味期限が約5年過ぎた腐った肉を食べさせられたなどと主張し、母に送ったLINEの写真を証拠としているが、佐渡ヶ嶽部屋は捨てるときの写真だったなどとして「事実無根」としている。