岩政監督とは「少し話しました」 去就明言できずも…降格の悔しさ「払拭できるように」
札幌の長谷川竜也が中村憲剛氏の引退試合に参戦「楽しいなと感じました」
北海道コンサドーレ札幌のMF長谷川竜也が、今シーズンを総括して来季への意気込みを語った。中村憲剛氏の引退試合が12月14日、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催。長谷川も川崎フロンターレ時代の仲間とプレーし、「色々なものを払拭できるように頑張っていきたい」と刺激をもらったようだ。 【実際の映像】「気づいたら倒れてた」吉田沙保里さんが中村憲剛に向かってタックルを仕掛けた決定的瞬間 8月以降は故障もあり公式戦から遠ざかっていたが、この日は左サイドから何度もチャンスを演出。「本当に楽しかったです。移籍してから色々な経験をして、より川崎の選手のすごさとか、良さみたいなものを、こうやって一緒にやると改めて、本当にうまいですし、楽しいなと感じました」と笑顔を見せた。 今季は横浜FCから札幌に完全移籍。前半戦では歯車が狂ったチームのなかで身体を張り、懸命のボールキープから何度も攻撃の起点を作った。しかし、8月に左ハムストリング肉離れで離脱。その後の出場はなく、今シーズンを終えた。 「なかなか監督の信頼を勝ち取ることはできなかったですけど、腐らずに自分のやることをやれました。もちろん認められれば良かったですけど、ただ自分の成長のために自分に矢印を向けてやり続けられたのは、自分の力になったと思う。いいことも悪いこともすごくいい経験ができた1年だったと思います」 故障から復帰後は出場機会を失っただけに、歯がゆい気持ちも伝わってきたが、「復帰してからはコンディションも良かったので、今もいい感じです」と手応えを感じている。この日もセレッソ大阪DF登里享平、川崎FW小林悠らと見事な連携でチャンスを演出。試合勘のなさを感じさせぬキレで観客を沸かせた。 また、来季の去就については「契約のことなので、なかなか言えないですけど」とした上で、「今シーズンの悔しさとか、色々なものを払拭できるように来シーズン頑張っていきたいなと思います」と言及。同じ引退試合に参加した岩政大樹新監督とも「少し話しました」とコミュニケーションを取ったようだ。
FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo