小祝さくら猛追2位「今年は複数回優勝が目標。もう1勝したい」後半途中からV意識も1打及ばず
<国内女子ゴルフツアー:ニチレイ・レディース>◇最終日◇16日◇千葉・袖ケ浦CC新袖C(6584ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円) 今季2勝目を目指して猛追した小祝さくら(26=ニトリ)は、2連続バーディー締めも1打及ばず、2位に終わった。首位と3打差の5位から出て7バーディー、ボギーなしの65と7つ伸ばして回り、通算12アンダー、204。同組で回った岩井明愛が優勝した。 優勝は後半途中から意識したという。ただ、残りは難度の高いホールも多かったため「ここから取れるホールは取りたいと、メリハリがはっきりした」と、終盤5ホールで奪った3バーディーを振り返った。17番パー3では、ティーショットを1メートルにつけ、最終18番パー5は2オンに成功。決めれば同組の岩井明にプレッシャーをかける、6メートルのイーグルパットはわずかに入らなかった。 ただ、今季は自身の他にも、同じ98年度生まれの「黄金世代」で臼井麗香と天本ハルカが初優勝、新垣比菜と大里桃子が復活優勝を果たした。近年は2年連続年間女王で01年生まれの山下美夢有を筆頭に、下の世代に押され気味だったが刺激を受けている。「もともと今年は複数回優勝を目標にしていたので、もう1勝したいですね」。最後は笑顔を見せながら、雪辱を誓っていた。