（ブルームバーグ）： マレーシアのマハティール元首相に対する調査が行われていると元首相の長男と次男が明らかにした。マレーシア汚職対策委員会（ＭＡＣＣ）が98歳の元首相に対する調べを数カ月続けている。

元首相の次男、モクザニ・マハティール氏（63）はクアラルンプールで23日に行われたインタビューで、 元首相が「第一容疑者」になっていると述べ、「調べられていることが何であれ、私たちはそれを目撃している」と語った。

ＭＡＣＣは１月、モクザニ氏と長男ミルザン氏（65）に対し、マハティール氏が初めて首相に就任した1981年までさかのぼって資産を申告するよう命令。

ＭＡＣＣはこの時、ジャーナリズムのコンソーシアムによって明らかにされたオフショアビジネスの記録に関する調査の一環だと説明していたが、元首相が主な調査対象だとは言及していなかった。

ＭＡＣＣの報道官はモクザニ氏の発言について、コメントすることも確認もできないと述べた。元首相のオフィスにコメントを求めたが返答はなかった。

ミルザン氏はビデオ通話で参加したインタビューで、次男と共に調査に協力しているが、労力を要する作業で時間がかかっていると語った。２人とも当初は２月に設定されていた期限を２回延長している。

モクザニ氏によると、ＭＡＣＣは元首相に対する調査の詳細を兄弟に伝えていない。「私たちは父についての調査がどうなっているのかと尋ねたが、彼らはその情報を私たちに提供することができなかった」と同氏は述べた上で、「自分の親を起訴するため情報を提供するよう求められるなんて、想像できるだろうか」と話した。

原題：Mahathir Sons Say 98-Year-Old Father Is Target of Malaysia Probe　（抜粋）

--取材協力：Ram Anand、Marcus Wong、Ishika Mookerjee.

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