EURO延期で誰が浮上するか? 世界王者フランスの1年後を占う【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
身の振り方を考えている?コロナ陽性のW杯優勝戦士
1年後のEUROでは、負傷離脱中のポグバ(左)やチェルシーでベンチを温めるジルー(中央)、新型コロナウイルスに感染したマテュイディ(右)らの復調が鍵となる。(C) Getty Images
EURO2020の延期はフランス代表のメンバー選考にも影響を及ぼしそうだ。挽回のチャンスを得るのは故障離脱中の選手だけではない。曲がり角を迎えるベテランや頭角を現わす若手のなかから誰が浮上するだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年4月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― EURO2020延期の影響を、フランス代表ももろに受けている。ちなみに1960年にこの大会が誕生してから、今年でちょうど60年。文字通り前代未聞の事態となったが、延期という措置は当然かつ不可欠だった。 ヨーロッパもCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックという大災害に見舞われており、死者数はイタリアとスペインに続き、フランスでも急増している。こうした状況下で予定通りEUROを開催して
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