【高校サッカー】流通経大柏が優勝候補対決制す 山野&粕谷2トップが鉄壁の大津守備を攻略
◇第103回全国高校サッカー選手権3回戦 流通経大柏 2―1 大津(2025年1月2日 フクアリ) 流通経大柏(千葉)が6大会ぶりの8強入り。ともにプロ内定者を擁し、ハイレベルな攻防を繰り広げた大津との優勝候補対決を制した。 高さのある相手DFラインの背後のスペースをFW山野春太(3年)、FW粕谷悠(3年)の2トップが攻略。前半36分に山野が50メートル5秒台の快足を飛ばして、ロングボールから先制ゴールを奪った。同点に追い付かれた後半28分には、山野のパスに反応した粕谷が勝ち越し弾。佐賀東との初戦から2戦連発の山野が「自分が点を決めていけばチームは楽になる。そこは自分の役目」と言えば、粕谷は「相手は高さがある分、背後は弱点だとビデオを見て思っていた。凄く価値のあるゴール」と声を弾ませた。 激闘を終えた直後に取材エリアに現れた榎本雅大監督は「高校サッカーは最高ですね」と開口一番に語り、「選手たちもいい顔をしていた。本当に感動した」と成長を見せたイレブンを称えた。