自転車レースの世界大会「ジャパンカップ」過去最高35億円 宇都宮市長会見
とちぎテレビ
10月に宇都宮市で行われた自転車レースの世界大会「ジャパンカップサイクルロードレース」の経済波及効果が過去最高の35億円に上ったことが分かりました。 宇都宮市の佐藤栄一市長が26日の定例会見で明らかにしたものです。 2024年10月18日から20日まで開催されたジャパンカップサイクルロードレースは、去年に比べて千人多い13万4千800人が宇都宮市に訪れました。 また経済波及効果は、去年に比べて4億400万円多い過去最高の35億2千600万円となりました。 その要因として佐藤市長は、「レース自体のレベルが上がり、海外に行かなくてもワールドチームのレースを見ることができるようになり、県外からの自転車ファンが多く訪れたことや宿泊費や土産などの消費単価が増えたこと」を挙げました。 ほかにも会見では、3年後に開園100周年を迎える八幡山公園の魅力向上に向けたリニューアル事業が発表されました。リニューアルは2027年3月のオープンを目指し、カフェレストランを建設するなどして、春の花見シーズンだけでなく1年を通して利用できる環境を官民一体となって整えていくしています。 そして、2025年4月の大阪・関西万博の会場内で開かれる「地方創生SDGsフェス」へ宇都宮市の出展が決まったことが報告されました。 展示では、LRTの再生可能エネルギーに関するパネルや模型で世界に誇る取り組みを発信します。 また、実際に使われている座席のレプリカや停留所のデジタルサイネージを使って乗車体験ができるブースを設置し、宇都宮市をPRするということです。
とちぎテレビ