「悠仁さま、寮生活を」 筑波大・永田学長が会見 茨城
筑波大(茨城県つくば市)の永田恭介学長は26日の定例記者会見で、秋篠宮家の長男、悠仁さま(18)が2025年4月に入学されることを受け、「希望を言えば、寮で暮らしていただけたら良いと思う」と述べた。 同大によると、学生宿舎は構内4地区に計68棟設置され、約3800室が用意されている。 悠仁さまの通学方法は宮内庁が現在検討している。同庁から大学側に問い合わせなどは寄せられていないという。 永田学長は英国・オックスフォード大などを例に、「海外の郊外型の大学は寮生活をしながら学ぶのが基本。若者らしい活動もある。筑波大でも多くの学生に寮に入ってもらいたい」とした上で、「悠仁さまには共に学び、精いっぱい謳歌(おうか)してもらえたら」と語った。 学生宿舎の警備は十分なセキュリティー体制が整っているとし、宮内庁から警備強化の申し入れがあった場合は「最大限協力したい」と述べた。 キャンパス内は学生以外の一般市民も自由に出入りでき、「『開かれた大学』が壊れるようなことはしない」とも説明。これまで通り、警備員の巡回にとどめたい考えを示した。 悠仁さまは学校推薦型選抜で11月28、29日に生命環境学群生物学類の試験に臨み、12月11日に合格した。 会見に同席した入試担当の加藤光保副学長は、同学類について「自然界にいる生物の研究が大変盛ん。研究分野も微生物から森林と幅広い。学びの幅を広げるという意味では適した教育組織だと思う」と話した。
茨城新聞社