<リオ五輪>狂言強盗の米水泳界のスター、ロクテがようやくSNSで謝罪文!
またワシントン・ポスト紙は、「優勝した競泳選手は自己陶酔の心的葛藤に襲われている」とした。 先に挙げたようにロクテはすでにアメリカに戻っていたが、あとの3人はまだブラジルに残っていた。そのうちの2人、ジャック・コンガーとガナー・ベンツは17日、アメリカ行きの飛行機に一度は搭乗したが、飛行機から降ろされ事情聴取を受けた。コンガーは21歳で、ベンツは20歳。同紙のサリー・ジェンキンス記者は、USAトゥデーのブレンナン記者と同じく、ロクテについて「なんていうリーダーだ」とした。 また「銃を向けられたら、もちろん怖じ気づくし警備員による過剰反応だと感じることも無理はない。でも、防犯カメラで撮られた映像のようなことをすることは、彼は自らのどうしようもない行動にあまりにも鈍感だということで、物を壊すことがどういうことかを考えていない。(壁に向けて用を足していたこともわかり)彼はきっと自分のオシッコが金のほこりだと思っていたに違いない」と、ロクテの通常だと思えない行動を批判した。 そして、「注目に欲する者にとって、もっとも効果のあるやり方でロクテは有名となった。彼は忘れられてしかるべき」(Oblivion is what he deserves.)と皮肉った。 さらにヤフー・スポーツでは、「ライアン・ロクテの演技はまぬけなものだった」とし、自らの身のために取ったロクテの演技が滑稽に終わったとした。 同記事中でダン・ウェツェル記者は、何が悪かったかというと、ロクテがガソリンスタンドで取った暴力的な行為ではなく、「ブラジル人を侮辱したこと」とし、「彼は金メダルを取ったおどけ者だけれど、彼はブラジル人を侮辱した。ブラジル人というのは侮辱されることに飽き飽きしている」と強調。 また「おそらく誰も起訴されないし、もし罰則があったとしたら罰金だ。でもこの問題のすべては、ライアン・ロクテが黙ることを拒否し、そこにいるべきでなかった人々を窮地に追い込んだことだ」と、この事件の本質は、ロクテの取った行動にあるとした。 ロクテは米時間18日早朝、インスタを使い、ツイートで「自分が取った行動により、五輪に出場することを夢見て頑張ってきた選手達に迷惑をかけたことを謝罪します。違う国で、違う言語の中で銃を向けられたことは怖いことだったけれど、自分の行動は間違っていた」と、ようやく謝罪文を出した。「水泳協会や米国オリンピック委員会、国際オリンピック委員会、ブラジルの人々に感謝します」としたが、彼がついた嘘と多く野馬鹿げた行動は、競泳選手として彼が積み重ねた努力や栄光を全て傷つけてしまった。