群馬県の11月企業倒産 今年最多の18件
11月に、負債額1000万円以上で倒産した群馬県内企業は18件で、今年に入って最も多くなりました。 東京商工リサーチ前橋支店によりますと、負債を1000万円以上抱えた県内の11月の企業倒産は前の月より10件増え18件で、今年最多となりました。 負債総額は28億6900万円で、6月の35億2100万円に次いで、今年2番目の規模です。産業別では、建設業が6件と最も多く次いで製造業が5件でした。原因別では、「販売不振」が16件でした。形態別は18件すべてが、「法的倒産」でいずれも、「破産」でした。地域別では高崎市が8件、次いで伊勢崎市の3件でした。 東京商工リサーチ前橋支店では、「物価下落の兆しがみえないなか、資金調達が追いつかない企業の黒字倒産が押し上げる形で、倒産は増勢をたどる可能性が高い」と分析しています。