お盆に初めて彼氏の実家に行きます。「小中学生がいるから『お盆玉』用意しといてよ」と言われましたが、お盆玉?? 相場ってどのくらいですか?
彼氏の実家へ一緒に帰省する際に、「お盆玉を渡すように」と言われたら戸惑ってしまうかもしれません。お年玉といえばお正月に準備するものと認識している人は多いですが、お盆玉は知らない人もいるでしょう。そこで本記事では、お盆玉やお盆玉の相場について解説します。
お盆玉とは
お盆玉は、お正月に渡すお年玉の夏バージョンで、お盆休みに帰省した際に祖父母や親戚から子どもたちに渡されるお小遣いを指します。近年では、郵便局などでもお盆玉専用のポチ袋が販売されています。 お盆玉の起源は江戸時代といわれていますが、お盆玉という言葉自体は比較的新しいもので、2010年に山梨県の株式会社マルアイ(山梨県西八代郡)がお盆玉を提唱してポチ袋を販売するようになり、近年その認知度が上がってきています。
お盆玉の認知度と金額
お盆玉のプチ袋の販売を始めた、株式会社マルアイは20代以上の男女4812人を対象にお盆玉に関する事前調査を実施しました。その結果、お盆玉の認知度は約3割で、そのうち2割程度がお盆玉を贈る予定があることが分かりました。次にお盆玉の相場を見てみましょう。 株式会社マルアイの調査によると、お盆玉の金額として最も多かったのは1000~5000円未満でした。また、自分の子どもに1万円以上を渡す人も2割以上存在することが分かりました。
お盆玉専用ポチ袋がある
前述のとおり、お盆玉専用のポチ袋が存在し、これらは郵便局や文具店などで取り扱われています。また、インターネット上には無料でダウンロードできるお盆玉専用ポチ袋のテンプレートもあります。これらのテンプレートを利用すれば、自宅で簡単にオリジナルのお盆玉専用ポチ袋を作成することが可能です。 お盆玉専用のポチ袋は夏の風物詩が描かれたものや、子どもに人気のキャラクターが描かれたものなど、さまざまなデザインがあります。これらのポチ袋を使うことで、お盆玉を渡す際の雰囲気をより一層盛り上げることができます。 ■現金以外のお盆玉 お盆玉では現金が一般的ですが、品物を贈ることもあります。品物の例として、おもちゃ・お菓子・洋服・本・文房具・商品券・図書券などが挙げられます。お盆やお正月などの特別な時期にしか孫に会えない祖父母は、孫と一緒に買い物に行き、好きなものを買ってあげることで、双方にとってよい思い出となるでしょう。