管理職が「部下の仕事の把握」にかけている時間は業務全体の約3割。心理的なストレスも?【TONOME調べ】
TONOMEは、「マネジメントに対する管理職とメンバーの意識調査」を実施した。企業の管理職300名とメンバー200名が回答している。
管理職の約9割が「メンバーの業務把握は重要」と回答
まず、メンバーの業務状況や進捗状況を把握することは重要だと思うかを聞くと、とてもそう思う・ややそう思うを合わせて87.0%の人が「重要だ」と回答した。理由としては、「必要とされる具体的な指示をするため」「育成のため」などが挙げられた。
一方で、メンバーの業務把握が心理的もしくは時間的負担になっているかを聞くと、合計で59.6%の人が「そう思う」と回答した。
また、プレイング業務を除いた管理職としての業務のうち、「メンバーの業務状況や進捗状況の把握」にかけている割合を聞くと、全体の平均では31.1%という結果になった。
メンバーの業務状況や進捗状況を満足に把握できているかという質問では、合計で39.7%の人が「できていない」と感じていることがわかった。
業務や進捗の把握に満足できていない理由としては、「メンバーからの主観的な報告により、客観的な把握が難しいため」が36.1%で最多に。メンバーの仕事の把握に時間をかけてはいるものの、報告の内容に不満を抱いている人も多いようだった。
調査概要
・【調査方法】WEBアンケート ・【調査対象】企業で働く管理職 (部長、次長、課長)、メンバー (係長、主任、一般) ・【有効回答数】500名(管理職300名、メンバー200名) ・【調査実施日】2024年6月14日~15日