多忙な友人が「有給休暇買い取ってくれ~」なんて言っていますが、実際のところ可能なのでしょうか?
有給休暇の買い取りは義務ではない
有給休暇の買い取りは、「法定日数以上の分」「期限が切れた分」「退職時に残った分」に関しては違法にあたりません。とはいえ、違法にならないだけで企業の義務でもない点に注意が必要です。従業員から違法にならない有給休暇の買い取りを請求された場合、企業は了承することも拒否することもできます。 有給休暇の買い取りを希望する場合は、まずは就業規則を確認しましょう。有給休暇の買い取りに関する記載があれば、買い上げてもらえる可能性が高いです。また、就業規則に記載がなくても、従業員からの要求があれば個別に判断して対応する企業もあるので、上司に相談してみるとよいでしょう。
有給休暇の買い取りを希望する場合は就業規則の確認を
有給休暇の買い取りは、原則として違法です。ただし、法定日数分以上の有給休暇を付与している企業が超えた分のみ買い取ったり、2年の期限が切れて消滅した分や退職時に残った分を買い取ったりしても違法にあたりません。 ただし、義務でもないため、違法にあたらない有給休暇を買い取ってもらえるかは企業によって異なります。有給休暇の買い取りを希望する場合、まずは就業規則を確認し、記載がない場合は上司に相談してみるとよいでしょう。 出典 e-Gov 法令検索「昭和二十二年法律第四十九号」 厚生労働省「【リーフレットシリーズ労基法39条】」 厚生労働省「年次有給休暇制度について」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部