筑波大学のクリエイティブ集団「TL!クリエイターズ」彼らが作る未来の大学スポーツとは
口コミで集まる尖った人材
TL!クリエイターズの業務はホームゲームのコンセプトなどの企画から、会場設営などの現場管理、試合を盛り上げる演出や集客、果てはグッズ管理にマーケティングと、とにかく幅広い。そして仕事も幅広ければ、メンバーのバックグラウンドも幅広いのが特徴だ。 代表的なのがTL!クリエイターズの全体統括、ベイリッツ・アリサさんと野条大雅さんだ。アリサさんは生物学系で環境問題を、野条さんはスポーツチームのマネジメントを研究する大学院生。彼らはどんなきっかけでTL!クリエイターズと出会ったのだろうか。 アリサさん「もともと学内で環境活動を行うサークルの代表をしていました。そうしたら声をかけられて、TSUKUBA LIVE!をサステナブルなイベントにするために手伝って欲しいって頼まれたのがきっかけです」 彼女が起点となり、現在TSUKUBA LIVE!では古着の回収やリサイクルなど環境系の取り組みにも力を入れている。 野条さん「自分は研究室がTL!クリエイターズが活動しているところと同じフロアにあって、なんか面白いことやってるぞと思っていました。周りにも関わってる教授や関係者がいて、気がついたら入ってましたね」 そう話す野条さんだが、彼は昨年入ったばかりにも関わらず、すぐに全体統括に就いた人物だ。メンバー内で自身の研究領域であるチームマネジメントで能力を発揮し、今ではメンバーの誰からも頼られるリーダーとなっている。 2人の他にもダンスが得意な学生が応援の振り付けを考えるなど、TL!クリエイターズでは様々な学生が集まり、自分の得意な事を活かして活躍している。2人はそんなTL!クリエイターズを「それぞれが自分の夢を実現出来る場所」と話す。「面白い事をやっている集団がいる」と次第に口コミが広がることで、気がつけば40人という規模にまで成長した。彼らはTSUKUBA LIVE!という大学主催のホームゲームにどんな思いを込めているのだろうか。