バイナンスローンチプールで「オルトレイヤー(ALT)」取扱へ
Binance LaunchpoolでALT取扱開始へ
大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」での暗号資産オルトレイヤー:AltLayer(ALT)の取扱予定を1月17日発表した。 「バイナンスローンチプール」ではユーザーが、BNBもしくはFDUSDを個別のプールにステーキングすることでALTを獲得できる仕組みになっている。ALTの取り扱いは日本時間で19日9時(UTC:0:00)より開始し、日本時間で24日19時(UTC:23:59)までの6日間利用可能とのこと。 なお今回のALTでの「バイナンスローンチプール」では、同トークン総供給量10,000,000,000ALTの5%となる500,000,000ALTが報酬対象になるようだ。 同サービスでのBNBステーキングの場合、報酬総額の80%となる400,000,000ALTが報酬対象で、FDUSDの場合は、報酬総額の20%となる100,000,000ALTがそれぞれの報酬対象になるという。なおユーザーに分配される報酬は、ユーザーがステーキングしたトークン数によって異なるようだ。 またバイナンスでは流動性条件が満たされ次第、取引所において25日10:00(UTC)よりALTの取り扱いを開始するとのこと。取引ペアについてはALT/BTC、ALT/USDT、ALT/BNB、ALT/FDUSD、ALT/TRYとなっている。 ⚫︎ALTとは ALTはオルトレイヤーの独自トークンで、ガバナンスやプロトコルのインセンティブとして機能し、またネットワーク内サービスの料金支払いにも活用されている。 なおオルトレイヤーは「OPスタック(OP Stack)」と「ZKスタック(ZK Stack)」の両方を使用して開発された分散型プロトコルだ。オルトレイヤーでは、同プロトコルのユーザーがノーコードでカスタマイズしたロールアップの立ち上げを可能にする為のダッシュボードを提供している。 実際にオルトレイヤーを使用しているプロジェクトには、NFT事業⽀援およびブロックチェーンゲーム開発を行うダブルジャンプトウキョウ(double jump.tokyo:DJT)や、ゲーム特化ブロックチェーン「オアシス(Oasys)」などがある。 ⚫︎バイナンスローンチプールとは 「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。 なおトークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。 「バイナンスローンチプール」に参加する為には、ユーザーはBinance.comアカウントと、0.1以上のBNBまたはプール内でサポートされているトークンが必要となっている。 「バイナンスローンチプール」におけるALTの取り扱いは45番目のプロジェクトとなっており、44番目のプロジェクトは暗号資産マンタ:Manta(MANTA)だった。 なお43番目のプロジェクトは暗号資産サイ:Xai(XAI)、42番目のプロジェクトは暗号資産スリープレスAI:Sleepless AI(AI)、41番目のプロジェクトは暗号資産NFプロンプト:NFPrompt(NFP)、40番目は暗号資産フュージョニスト:Fusionist(ACE:エース)、39番目は暗号資産ミームコイン:Memecoin(MEME)、38番目は暗号資産ニュートロン:Neutron(NTRN)、37番目はサイバーコネクト: Cyber Connect(CYBER)、36番目はセイ: Sei(SEI)が取り扱われた。
一本寿和(幻冬舎 あたらしい経済)