パリオリンピック2024で注目を集めた、選手たちの芸術的なタトゥー!「大会前にタトゥーを入れない方がいい」という迷信とは?
五輪、愛国的シンボル、マントラ、神秘的なサイン:アスリートたちがオリンピックで見せたインスピレーションを与えるタトゥーの数々を写真で見てみよう。 【写真】パリオリンピック2024で最も注目されたアスリートたちのタトゥー 彼らは、競技や国籍に関係なく、隆々とした筋肉にタトゥーを施している。タトゥー好きにはたまらないことだろう。2024年パリオリンピックでは、競技中、夏季オリンピックのユニフォームからタトゥーを間近に見ることができた。
伝統的な五輪マーク
オリンピックの大人気のシンボルである五つの交差したリングは、ノア・ライルスからポーリーヌ・フェラン=プレヴォ、シモーヌ・バイルズに至るまで、チャンピオンたちの体に永遠に刻まれている。五輪は、最高レベルのスポーツ競技に挑むことへの誇りと特権を示すもので、間違いなく競技者たちに最も支持されているモチーフだ。それぞれが自分のスタイルでこのシンボルを取り入れており、巨大サイズやカラフルなバージョンで目立つことを選ぶ人もいれば、ブラック&ホワイトの控えめで繊細なバージョンを好む人もいる。 では、なぜこのトレンドが数十年にわたりアスリートたちの間で広まっているのだろうか? アメリカの水泳選手、クリス・ジェイコブスにその起源があると報じられている。1988年のソウルオリンピックで4x100メートルリレーの金メダリストである彼は、オリンピック後に自身の腰に五輪リングをタトゥーとして刻み、この新しい伝統のスタートを切った。
派手なモチーフ
他の選手たちは、ピッチやコート、プールで、常識を超えた創造的なデザインで目立っている。動物からインスパイアを受けたもの(アメリカの陸上選手、バシュティ・カニングハムの蝶、カナダのボクサー、ワイアット・サンフォードのフクロウ、アメリカの水泳選手、ケーレブ・ドレッセルのオオカミとワシ、ウクライナのテニス選手エリナ・スビトリナの虎、イギリスの水泳選手、アダム・ピーティのライオンなど)や、植物からインスパイアを受けたもの(オーストラリアのバスケットボール選手アンネリ・メイリーの腕にある花のイラスト、ブラジルの体操選手レベッカ・アンドラーデの耳の後ろの花、スウェーデンの水泳選手サラ・ショーストレムの腕にある蓮の花など)がある。 さらに印象的なのは、ポーランドのエワ・スウォボダ、アメリカのシャカリ・リチャードソン、イタリアのマルセル・ジェイコブスのように、体全体があらゆる種類のタトゥーで覆われている人たちだ。インスピレーションやモチベーションを与えるマントラを肌に刻んでいる人もいる。フローラン・マナドゥの胴体には「ラ・ヴィ・エ・ベル(人生は美しい)」、ブルガリアのバドミントン選手ステファニ・ストエヴァの脚には 「自分を信じる」という漢字が刻まれている。ウクライナの新体操選手は、「ホーム(故郷)」の文字と、自国の国境をかたどった「O」の文字のタトゥーを入れた。