361人の指差し呼称リレーでギネス認定 兵庫・中谷機工が達成
重量機器などの運搬や搬入を手掛ける中谷機工（兵庫県尼崎市）の社員ら361人で達成した「リレー形式で指差し呼称を行った最多人数」が、ギネス世界記録に認定された。 「指差し呼称」は、信号などを指差し、声に出して確認することでミスや事故を防ぐ手法。今年で設立75周年を迎えた同社は、従業員が一丸となって安全を意識する目的で指差し呼称のリレーを企画した。 記録への挑戦は21日に神戸市内で行われ、ギネス世界記録の公式認定員から「（リレーは）5秒以内」などとルールの説明を受けてスタート。次々に人さし指を正面に突き出し、労働災害をゼロを意味する「ゼロ災でいこう！ヨシ！」と唱えていき、記録を達成した。公式認定証を授与された中谷憲正社長は「物流や建設の業界全体に安全の意識を広めたい。その第一歩」と話した。
