【NFL】3冠達成を狙うWRチェイスには「いくらボールを渡しても渡し足りない」とベンガルズHCテイラー
高得点を挙げているにもかかわらず、勝利を収められないという状況の影に隠れてしまっているかもしれないが、シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは歴史的な記録に迫る素晴らしいシーズンを送っている。
チェイスは現地9日(月)にも驚異的な活躍を見せ、レシーブ14回で177ヤード、タッチダウン2回という素晴らしい成績を残した。
ダラス・カウボーイズのパントブロックがうまくいかなかったことを受け、クオーターバック(QB)ジョー・バロウがチェイスに通した2回目のタッチダウンパスにより、ベンガルズは今回こそ27対20の勝利を手に入れている。
見落とされているかもしれないが、チェイスはレシーブ記録の3冠王を狙っており、プライムタイムに行われた今回の試合での活躍によって、レシーブ数(93回)、レシーブヤード(1,319ヤード)、タッチダウン数(15回)でNFLトップに立っている。
チェイスが最後のキャッチでベンガルズの3連敗を断ち切った直後、ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは「彼にはいくらボールを渡しても渡し足りない」と述べた。
「彼には14回ボールを通したが、それでももっとボールを渡せたような気がしたし、実際にそうした。そういう瞬間には、シンプルにプレーメーカーにボールを渡すようにしていて、それが功を奏した」
ロサンゼルス・ラムズのWRクーパー・カップがレシーブ記録の3冠を達成してから3シーズンが経過し、チェイスもそれを成し遂げるチャンスを手にしている。特に、契約延長が迫っているチェイスにとって、フットボール界最高のレシーバーだと主張できることには意味があるものの、プレーオフ進出を控えている中でそうした主張をする方がはるかに望ましいだろう。カップの場合はそうだった。ラムズが第56回スーパーボウルでベンガルズを下すのに大きく貢献したカップは、そのシーズンに3冠に輝いている。