【NFL】3冠達成を狙うWRチェイスには「いくらボールを渡しても渡し足りない」とベンガルズHCテイラー
「プレーオフに進出して、本来の実力を発揮する機会があればもっと良かったと思う。それでも、3冠獲得は素晴らしいことだ」とチェイスはコメント。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、24歳のチェイスがキャッチ10回以上、175ヤード以上、タッチダウン2回以上を記録したのはキャリアで5回目だったという。これほど多くの記録を残している選手は他にいないが、チェイスの4年目のシーズンにはまだ数試合が残っている。
チェイスはカウボーイズ戦の第1クオーターに5ヤードのタッチダウンキャッチを決め、シーズン通算タッチダウン数でキャリアハイを更新。これはベンガルズにとって最初の得点となった。
チェイスの2回目――シーズン通算15回目――のタッチダウンは、カウボーイズがベンガルズのパントをブロックした3プレー後に決まっている。パントは前進し、カウボーイズのコーナーバック(CB)アマニ・オルワリーはボールから離れず、キャッチを試みた。それをベンガルズのラインバッカー(LB)マエマ・ンジョンメタがリカバーし、ベンガルズに活気を与えている。
「幸いにも、今回のことは運が味方したと言えるだろう」とテイラーHCはコメント。
「あそこでボールを拾って、チームにもう一度チャンスを与えて、それを生かしたマエマの活躍は素晴らしかった。そこに至るまでの一連の流れは厳しかったが、選手たちが踏ん張って、勝利につながるプレーを決めてくれたのは幸運だった」
その後、バロウはワイドオープンで駆け抜けるチェイスを発見。チェイスはそこで決めた40ヤードのタッチダウンで素晴らしい夜を締めくくり、チームの連敗も止めた。
チェイスはベンガルズが今シーズンに30点以上を挙げた試合で2勝4敗という成績を残していることを悔やんだ後、「オフェンスでまたチャンスが巡ってきたし、それを生かして勝利を決めきらなきゃいけなかった」と話している。
厳密に言えば、ベンガルズはプレーオフ争いから脱落したわけではないが、実質的にベンガルズがプレーオフ進出を逃すことはほぼ確実だ。