【佐賀・JBCクラシック注目馬】開催メインを飾る大一番 佐賀記念覇者のノットゥルノが中心か
佐賀競馬場で11月4日(月祝)に行われるJBCクラシック(3歳上・JpnI・ダ2000m)。JBC開催のメインを飾る競走で、クラシックディスタンスの距離で争われる。 【写真】ノットゥルノこれまでの軌跡 ウシュバテソーロやデルマソトガケは米国のブリーダーズC出走のため名前が無く、昨年覇者のキングズソードが屈腱炎のため回避。それでも、佐賀記念を圧勝したノットゥルノをはじめ、日本テレビ盃覇者のウィリアムバローズなど好メンバーが揃った。砂の最強馬の座に輝くのはどの馬か。発走予定日時は4日(月祝)の18時30分。主な出走予定馬は以下の通り。 ■ウィリアムバローズ(牡6、栗東・上村洋行厩舎) 芝では結果が出なかったが、ダートに転じてわずか5戦でOP入り。昇級後も中距離戦で実績を積み、今年1月の東海Sで待望の初タイトルを手にした。続くかしわ記念は少し忙しいマイル戦に加え、水の浮く不良馬場に対応しきれず6着。だが秋初戦の日本テレビ盃では、ウシュバテソーロらをやぶって勝利した。今度こそJpnIタイトルをつかみたい。 ■ノットゥルノ(牡5、栗東・音無秀孝厩舎) 3歳時にジャパンダートダービーを制すと、同年の東京大賞典、翌年のJBCクラシックで2着と見せ場を作る。さらに今年の佐賀記念では59kgを背負いながら、手応え楽に4馬身差の圧勝。川崎記念では6着だったが、名古屋グランプリでは逃げて後続に8馬身差を付けた。右回りの小回りコースは大得意で、2つ目のJpnIタイトルなるか。 ■ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川準厩舎) デビュー3戦は結果が出なかったが、ダートに転じて覚醒。4連勝でOP入りを果たすと、23年のかきつばた記念から重賞3連勝を飾った。だが、GI/JpnIでは3度ある2着が最高で、ビッグタイトルには手が届いていない。前走のコリアCも2着と、なんとも悔しい結果が続く。惜敗にピリオドを打ち、待望のダート王者の座を射止めるか。 そのほかにも、JpnI・3勝の実績馬メイショウハリオ(牡7、栗東・岡田稲男厩舎)、道営記念をパスして大一番に駒を進めてきたシルトプレ(牡5、北海道・米川昇厩舎)、前走のイヌワシ賞を大勝したヒロイックテイル(セ7、高知・田中守厩舎)などが出走を予定している。