性暴力救援センター「大阪SACHICO」、病院拠点型での存続求め府議会に請願
拠点を置く民間病院から退去を求められ存続の危機にある、性暴力被害に遭った女性を支援する「性暴力救援センター・大阪SACHICO(サチコ)」(大阪府松原市)を巡り、支援団体が4日、公的な病院を拠点にした存続を求める請願書を、4万8463人の署名とともに大阪府議会に提出した。 サチコは平成22年、阪南中央病院内に拠点を置き、24時間体制で性暴力被害の相談、支援を行ってきた。だが、医師の働き方改革で十分な診療体制が確保できず、病院側の経営事情から来年3月末の退去を求められている。 請願提出後、支援団体が会見し、佐藤晴美代表は「公的な病院を拠点にした『ワンストップ支援センター』であってこそ、今までやってきた真に被害者に寄り添った支援ができる」と述べた。