落ち葉に要注意なこの季節! 想定外のロストボールを避けるための有効な対策やボールの“色”とは?
想像力を働かせながらボールの行方を予測しよう
コース上に落ち葉が増えるこの時期は、ロストボールのリスクも増します。想定外のロストボールを避けるためには、どのような点に注意してラウンドしたら良いのでしょうか。 【写真】「ワークマン」は“防寒アイテム”も安すぎる! 冬ゴルフに備えて新作アイテムの価格と詳細をチェック
有効な手段のひとつは、意外とシンプルですが、打ったボールの行方を“最後の最後まで見届ける”ことです。それは、ミスショットしてしまった場合に限らず、ナイスショットの場合でも同様です。着弾後のランまで可能な限り見届けて、何かしらの目印を覚えておいたほうがプレーファストにもつながります。 もちろん、同伴プレーヤーのボールも最後の最後まで見届けて、パーティ全体の進行がスムーズになるように心掛けると良いでしょう。 もしも林の中に打ち込んでしまった場合は、ボールの行方を見届けつつも、ある程度はロストボールを覚悟せざるをえません。 ボールの行方を目視できない場合には、林の中から聞こえてくる“音”に意識を傾けましょう。太い木に当たったのか、枝に当たったのか、それとも葉っぱにかすっただけなのか……、“想像力”をめいっぱい働かせてボールの行方を予測すると、見つかる可能性が高まります。 ちなみに、「前進4打」がないホールで、ロストボールの可能性が少しでもある場合は、暫定球を打っておいた方が無難です。その際は同伴者に「暫定球を打ちます」とはっきり口にしましょう。
定番の「ホワイト」に加え、ちょっと意外な色もオススメ
落ち葉まみれの林や深いラフでボールを探すときには、偶然ボールを蹴ったり踏んだりして動かしてしまったとしても、ノーペナルティで元々あったであろう場所にリプレースすることができます。もちろん、ボールを動かしてしまったのが誰であってもノーペナルティです。 落ち葉が気になる秋のゴルフでは、使うボールの“色”にもこだわると、よりスムーズなプレーを促進し、ロストボールを未然に防ぐ手段にもなります。では、どんな色が有効なのでしょうか。 定番の「ホワイト」は、どんな状況でも見やすいバランスの良さがあるので、とくにラフがまだまだ元気な秋口にオススメです。 一方、人気の「イエロー」は、落ち葉と見分けがつきにくくなるので避けた方が賢明かもしれません。「オレンジ」や「レッド」は、発色が良いタイプだとしてもやはり落ち葉と同系色なので、見つけやすいとはいえないでしょう。 そして、秋が深まってくる頃やその先にある冬ゴルフでは、ちょっと意外な「グリーン」がオススメです。コースと同化しそうに思える「グリーン」ですが、そのカラーリングは自然界にあるものとは明らかに異なり、コース上では浮き上がって見えるのです。また、使っている人があまりいないので、誤球しにくいというメリットもあります。 ボールを探し回ると、体力やメンタルがじわじわと削られるし、時間をかけすぎるとスロープレーにもつながってしまいます。しかも、「あるはずのボールが無い……」という状況は焦りを呼び、メンタル的に大きなダメージとなります。 ロストボールをきっかけにリズムが狂い、スコアまで乱れていってしまうのは、よくある話。ロストボールのリスクを減らす準備や心配りをすることで、パーティ全体のプレーファストやスコアアップを図っていきましょう。 文/のぐち まさひろ ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「8.1」。
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