ドジャース内野手がブチ切れ 大雨ぬかるみグラウンドで適時失策 試合強行の審判団に詰め寄る 今永は4回無失点快投も無情の降雨中断 大谷は2打席無安打
「カブス―ドジャース」(7日、シカゴ) 試合開始時から降っていた雨はイニングを追うごとに強くなり、四回裏のカブスの攻撃中に試合は中断された。 中断直前に球場整備員は内野に2度目の土入れ。三遊間や一塁後方にできた水たまりに乾いた土をかぶせて"舗装”。試合は1死二、三塁から続行された。 ところが、4番モレルが打った三塁前のゴロ打球を三塁ロハスがぬかるみと化したグラウンドに足をとられ、バランスを崩しながら捕球。一塁への送球はワンバウンドになり、三塁走者が生還。適時失策となった。 審判団はそこでプレー続行は不可能と判断し、中断を決定した。納得いかないのはドジャース側だ。一塁ベンチからロバーツ監督が飛び出して審判団に歩み寄る。ロハスはグラウンドがぬかるむまで試合を強行した審判にぶち切れ。激しい口調で詰め寄り、フィールドに不穏な空気が流れた。 試合はカブスの先発、今永が4回まで2安打無失点。1日のメジャー初登板で6回無失点、無四球、9奪三振の快投で初勝利を手にしている左腕は、一回と二回にシングルを許したが、後続をピシャリ。三回は6球、四回は4球で3人を料理した。味方打線は三回までに5点を奪い、援護した。 日米通じて初となったドジャース・大谷との対決には完勝。初回の打席はフルカウントから内角高めの151キロ直球でバットに空を切らせ、三回はワンストライクから内角高めの146キロ直球で三邪飛に仕留めた。