住宅火災の原因1位『電気器具』冬に増える火災…注意すべきポイント“配線”“乾燥”
神奈川県横須賀市で28日、団地の1階から出火し、1人が亡くなりました。 火事があった団地の住人 「煙がすごいし、炎がまっかで」 【画像】住宅火災の原因1位『電気器具』冬に増える火災…注意すべきポイント“配線”“乾燥” 午後4時半過ぎ、横須賀市鴨居にある団地の住人から「1階が爆発している。黒煙が出て火も見える」と110番通報がありました。 火は約20分後にほぼ消し止められましたが、火元の部屋から性別不明の遺体が見つかりました。 この部屋に1人で暮らす女性と連絡が取れなくなっていることから、警察は亡くなったのは住人の女性とみて、身元の確認を急ぐともに火が出た原因を調べています。
相次ぐ火災の要因の1つが“空気の乾燥”とされています。28日の東京の最小湿度(午後10時時点)は今季最低の17%でした。一般に“40%を下回ると乾燥している”とされるので、かなり湿度が低い状態です。 そして、29日の予想最小湿度を見てみると、関東中心にカラカラ状態、火災の起きやすい状況が続きそうです。 前橋:25% 宇都宮:25% 水戸:25% 熊谷:30% 東京:25% 千葉:25% 横浜:25% 静岡:20% 名古屋:45% 去年1年間で3万8000件以上の火災が起きていて、これは“14分に1回”火災が起きている状態です。その3分の1近くが“住宅火災”で、発火元として近年増えているのが『電気器具類』です。 NITEによりますと、特に注意が必要なのは“配線回り”だということです。 よく言われるのが、壁に挿したコンセントの上にたまったホコリ。ここに水分が加わると発火の原因になるといいます。棚やテレビの裏など、気付きにくい場所で注意が必要になります。 また、余ったコードを束ねる、そして“タコ足配線”も危ないということです。 コードを束ねて、さらに“タコ足配線”で接続可能な最大消費電力を超えてしまった例。実験映像では、コードを束ねた部分が放熱できずにどんどん温度が上がってしまい、発火してしまいました。 他にも、衣類の乾燥機の例もあります。服についていた油分がドラムの中に残っていると、空気中の酸素と反応して発火する恐れがあるということです。 NITEによると、アロマオイルや食用油などが付着して除去できない場合は、乾燥機にはかけないでほしいということです。各メーカーも注意喚起していますのでご確認ください。
テレビ朝日