小学生の勉強を習慣にする6つの方法 学年別勉強時間やおすすめ勉強法も
小学生のお子さまに勉強習慣を身につけてほしいと思いつつも、なかなか上手くいかないとお悩みのかたもいらっしゃるかもしれません。この記事では、小学生が勉強を習慣づけるためのコツや、学年別のおすすめ勉強法、保護者ができるサポートについてご紹介します。小学生のうちに、しっかりとした学習習慣を身につけ、中学、高校でも主体的に勉強していけるようにしましょう。
小学生の勉強時間はどれくらい?
小学生の宿題を含めた家庭学習の勉強時間は低学年では1時間前後、高学年では1時間半前後が目安です。平均でおよそ40分ほど宿題にかけているため、宿題以外の学習時間は低学年で30分前後、高学年で1時間前後となります。 東京大学社会科学研究所とベネッセ教育研究所が実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査」(2022年)によると、低学年、高学年別に勉強の平均時間は次の通りです(※1)。 小1~3:48分 小4~6:78分 平均時間は勉強時間の目安とはなりますが、成績を上げるためには時間よりも勉強方法や内容に工夫をすることのほうが重要です。時間だけにこだわりすぎることのないように注意したいですね。
小学生が勉強習慣を身につける方法6つ
「勉強しなさい」というだけでは、勉強習慣を身につけることはできません。それどころか、強制されることで勉強が嫌いになってしまう可能性も。まずは勉強時間にこだわるより、短時間でも毎日続けられることを優先させられるといいでしょう。次の6つのポイントを意識して、習慣作りに取り組んでいけるといいですね。 【●小学生の勉強を習慣にする方法1:目標を立てる】 「勉強したい」という気持ちを高めるには、達成感を味わうことが欠かせません。ただなんとなく勉強するのと、目標をもって勉強するのとでは「やりきった」という達成感に大きな違いが生まれます。達成感を覚えれば「次もがんばろう」という意欲に火がつき、勉強に向かう姿勢がつくでしょう。 目標は最初から大きなものである必要はありません。大きすぎる目標は、むしろ気後れもしてしまうもの。スモールスタートで、無理ない範囲の小さな目標から始めましょう。「いついつまでにドリルを終わらせる」といったことや「次のテストで◯点以上を目指す」などお子さまの状況に合わせた目標を心がけ、少しずつハードルを上げていくと、挑戦して達成する楽しさから勉強するようになります。 【●小学生の勉強を習慣にする方法2:計画を立てる】 習慣化には計画が欠かせません。計画があれば「この日までにこれをする」「だから今日はこれに取り組む」という具合に、行動につながるためです。計画を立てるときに大切なのは、目標とセットで考えること。目標が「今週中に計算プリントを10枚終わらせる」だったら、計画は「平日に1日2枚取り組む」となります。目標を計画に、計画を行動に、そして行動を習慣へとスムーズにつなげていきましょう。 【●小学生の勉強を習慣にする方法3:ルーティン化する】 歯磨きでもストレッチでも習慣になっているものは、行う時間やタイミングが決まっていることが多いものです。勉強習慣も、勉強する時間やタイミングを決めてルーティン化することで身につきます。