小学生の勉強を習慣にする6つの方法 学年別勉強時間やおすすめ勉強法も
【●小学生の勉強を習慣にする方法4:目標、計画を振り返る】 目標や計画は、振り返り、修正していく時間を確保しましょう。計画通りに進めば達成感を得て、次の計画を立てる意欲がUPします。反対に、計画通りに進んでいない場合は、どこに原因があったかを考え、軌道修正をすることで「もう一度がんばろう」と気持ちを新たにすることができます。 このように、振り返りと修正の時間を持つことは、次の行動につながるため、勉強習慣づくりに大いに役立ちます。 【●小学生の勉強を習慣にする方法5:勉強した過程を褒める】 勉強を習慣化するには、達成感が大切であることは先述した通り。達成感は、保護者から認められたり、褒められたりすることでも高まります。大げさに褒めるのではなく「今日も勉強できたね」「集中してがんばっていたね」「前に間違えた問題も解けるようになったね」と過程を認めてあげる声かけをできればOK。お子さまも、がんばっていた様子を褒められたことで「明日もがんばろう」という気持ちが高まるはずです。 勉強を褒めるというと、ついテストの点数ばかり褒めてしまいがちですが、それでは逆効果になることも。結果だけでなく、過程そのものを評価することで、努力することに対して前向きになれます。 【●小学生の勉強を習慣にする方法6:家族で勉強する時間を作る】 家族で勉強する時間を作ってあげると、保護者のかたをお手本として子どもが勉強しやすくなります。 きょうだいや親子で勉強する時間を作ることで、子どもが他のことで気が散らなくなるメリットがあります。また、保護者のかたが勉強する姿を見せることで、勉強の大切さを学ぶきっかけにもなるでしょう。 保護者のかたが行う勉強は何でもかまいません。気になっていた本を読んだり、趣味に関する調べ物を行ったりしてもよいでしょう。
【学年別】小学生におすすめの勉強法
小学生が勉強習慣を身につけていくには、学年に合った勉強法に取り組むことも非常に重要です。低学年から長い時間、難しい問題演習ばかりに取り組むのは無理がありますし、高学年でも簡単なドリルばかりに取り組んでいては手応えを感じづらいかもしれません。 学年に合ったアプローチをすることで、勉強を習慣化しやすくなり、学習内容が定着します。 【●低学年(小1・2)におすすめの勉強法】 短時間でも机に向かう習慣をつけましょう。勉強を始めるには机に向かわなければならないため、まずはその基本的な動作を習慣づけるようにします。 勉強内容も短い時間で取り組めるものがおすすめです。1回5分程度で取り組める計算ドリルや漢字ドリル、音読などを組み合わせていきましょう。 また、低学年のうちは保護者のかたのサポートも特に重要です。たとえば、丸つけをするだけでなく「この字が上手にかけたね」「この問題が解けたのはすごい」「この問題は間違えちゃったけど、惜しかったね。きっと次はできるよ」といった声をかければ、お子さまも振り返りとともに「次もがんばろう」と思えるはずです。 【●中学年(小3・4)におすすめの勉強法】 中学年になると社会や理科の学習が始まり、覚えることも増えていきます。地図記号や都道府県などなかなか暗記できず、つまずいてしまうことも。 そこでおすすめなのが、リビングやトイレなどに日本地図のポスターを貼ったり、暗記アプリをうまく活用したりすること。ときには、家族で「地図記号クイズ」などに挑戦するのもいいですね。楽しく勉強できる勉強法に取り組んでいきましょう。 【●小学生におすすめの勉強法3:高学年の場合】 授業の復習中心の勉強をしましょう。高学年になると学習内容が難しくなり、学習する量も増えます。そのため、授業で習っただけでは記憶への定着が不十分になってしまいがちです。 帰宅後はその日の授業ノートを見直したうえで、ドリルで知識事項をチェック。そのうえで、問題演習に取り組めるといいですね。 また、テストを活用した復習も大切です。テストで間違えた問題は、現時点での弱点ということ。解き直しをすること、理解が曖昧な場合は教科書に戻って知識を再確認しましょう。