「中古パソコン」の平均販売単価、7四半期ぶりに上昇…中古スマホは2四半期連続下落で今後どうなる?
新品スマホの価格高騰で「中古市場拡大」
4~6月期の中古スマホの平均販売価格は前年同期に比べて2%下落し、1万8,620円だった。下落するのは2四半期連続。23年10~12月期まで10四半期連続で価格が上昇してきた反動で、前四半期に続いて小幅に下落した。4~6月期は、中古スマホで約7万3000件の取引があった(平均販売価格を含めてヤフオクのみの集計)。 新品スマホの値上げや物価全般の上昇、実質賃金の下落などを背景に、中古スマートフォンの需要は増えている。用途に応じて複数の端末を使い分ける人も増え、訪日外国人による購入も中古市場の拡大をけん引している。中古スマホの価格は足元の2四半期こそ前年同期比で下落しているが、下落幅は0.9%、2%にとどまる。 昨年末まで2年以上にわたって価格が上昇してきたことや市場の拡大見通しを考えれば、今後の中古スマホ価格の下落幅は限られそうだ。
日高 広太郎