韓国発のストリートファッションブランド、thisisneverthatが熱い! 大阪にも旗艦店をオープン
多くの韓国発ファッションブランドが日本で注目される中、韓国を代表するストリートファッションブランド、thisisneverthat(ディスイズネバーザット)が、東京に続き、大阪にもフラッグシップストアをオープンし、大きな話題を集めている。韓国国内のみならず、日本でも快進撃を続けるthisisneverthat。一体なぜこれほど多くの若者に注目を集めているのだろうか。 【画像】大阪・南堀江にオープンしたばかりのthisisneverthatのフラッグシップストア
thisisneverthat from Seoul
2010年に3人のクリエイターによってソウルで誕生したthisisneverthatは、90年代ソウルのサブカルチャーにインスパイアされたコンテンポラリーファッションブランドで、レトロな美学を現代的な感性で再解釈するデザインが特徴だ。同ブランドは、長年にわたり韓国のユースカルチャーを代表するスタイルを確立し、その独自のデザインは世界中の若者に広く受け入れられている。特に日本をはじめとするアジアではその影響力が強く、ストリートファッションを愛する若者たちに熱い支持を得ている。 ブランド名「thisisneverthat」には、「最初に思い描いたものと最終的な結果が異なることもある」という考えが込められている。ブランド創設者たちは、結果が最初のアイディア通りに完成しなくても、それが必ずしも「誤り」であるとは限らず、むしろ新たな可能性やより優れた成果を生み出すことができると捉えている。このような姿勢は、クリエイティブプロセスにおいて柔軟性と探究心を重視するブランドの独自性を示していると言える。
ブランドヒストリーと主なコラボレーション
thisisneverthatは、レトロなプリント、オーバーサイズのシルエット、そしてプレミアムな素材を組み合わせたコレクションを次々に発表し、まず韓国国内で注目を集めた。特に、2015年SSシーズンにリリースされた「Lake on Fire」コレクションはミュージシャンやストリートファッション愛好家の間で大きな反響を呼び、その後も独創的なストリートウェアデザインで若者たちの強い支持を得た。さらに、ソウルがグローバルなユースカルチャーの中心地となる中で、その影響力は自然と国境を越えて広がっていった。 また、同ブランドはシーズンコレクションにとどまらず、ファッション・カルチャーの多様なブランドやアーティストとのパートナーシップを築き、さまざまなコラボレーションを展開してきた。New Balance、Timberland、GORE-TEX、Gramicci、Converse、Vans、Pumaといったグローバルブランドとのコラボを通じて、影響力をさらに拡大。他にもG-Shock、Timex、Budweiser、Grateful Dead、Felix the Catなど、さまざまなジャンルとのコラボが話題を呼んだ。 ちなみに、2020年にはローンチ10周年を記念してアーカイブブックを発表。この書籍は2010年から2020年までの活動を1,000ページにわたってまとめたもので、「韓国で最も美しい本」の一つとして評価され、2021年の『フランクフルト書籍フェア』にも展示された。ブランドの軌跡に興味がある人にはぜひお勧めしたい一冊だ。
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