食通の京都人が太鼓判!「時間がない時の絶品ランチ」親子丼、ちらし寿司、蕎麦の名店3軒
京都在住の情報通の方たちが太鼓判を押すお店をシチュエーション別に教えていただきました。時間に余裕がない時も絶品のお味をいただけるランチ処をご紹介します。
「『祇園権兵衛』の親子丼」ー小宮理実さん[料理家]
麺処「祇園権兵衛」の創業は1927年。祇園北側という場所柄、歌舞伎俳優や花街の芸舞妓も通う名店です。毎朝手間暇かけて丁寧にひく出汁のおいしさに定評があり、きつねやしっぽくといった定番の麺類はもとより、丼物も人気。 なかでも自慢の出汁で地鶏を煮込み、たっぷりの卵でとじた親子丼は、多くの人が注文する名物ともいえる品。半熟加減が絶妙なふわふわとろとろの卵が鶏肉やご飯と絡まり、えも言われぬまろやかな旨味を生み出します。 【おすすめメモ】 親子丼は卵がとろとろで本当に美味。山椒が振ってあり、絶妙なアクセントになっています。ほどよい分量の天ざるもおすすめです。 ■祇園権兵衛 [祇園四条] 京都府京都市東山区祇園町北側254 営業時間/11時30分~20時 定休日/木曜 料金/親子丼1,800円、鍋焼きうどん2,500円、天ざる2,800円
「『末廣』のちらし寿司」 ー近藤 幸さん[「Sophora」ギャラリスト]
約200年前の天保年間にお惣菜などを販売する煮売り店として創業。昭和になってから徐々に京寿司専門店へと業態を変えたそうです。 当時から販売する「京風ちらしずし」は、「見て美しく、食べておいしい」を信条に、長年作り続け、愛されてきた看板商品。干瓢や椎茸を混ぜ込んだ酢飯の上に、もみ海苔と錦糸卵を敷き詰め、海老、焼き穴子、高野豆腐、いんげんなどを彩りよく盛り付けたもの。 冬季限定の熱々で出される蒸し寿司も、味わいたい一品です。 【おすすめメモ】 「京風ちらしずし」は持ち帰るのもいい。冬は蒸し寿司を店内で味わうのがおすすめです。 ■末廣 [御所南] 京都府京都市中京区寺町通二条上ル要法寺前町711 営業時間/11時~15時(持ち帰りは~18時) 売り切れ次第閉店 定休日/月・火曜 料金/「京風ちらしずし」2,000円