【直前解説】チャンピオンはYARTヤマハかヨシムラか! 2024年最終戦ボルドール24時間でTEAM ETOILEは2度目の表彰台なるか【EWC2024】
■BMWとKWTはエントリー変更。YART - YAMAHAのニッコロ・カネパは引退レースに
チャンピオンシップポイントとしては、第3戦終了時点でYART - YAMAHAが116点、YOSHIMURA SERT MOTULが110点、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが72点だ。最終戦が24時間レースで多くのポイントが得られることからBMWにもチャンピオンの可能性はあるが、YART - YAMAHAとYOSHIMURA SERT MOTULが大きくリードしているため、この2チームに絞られたと言っていいだろう。 エントリーはYART YAMAHAがニッコロ・カネパ、マービン・フリッツ、カレル・ハニカ、リザーブにロビン・マルハウザー。YOSHIMURA SERT MOTULはグレッグ・ブラック、エティエンヌ・マッソン、ダン・リンフット、リザーブに渥美心を擁する。 両チームのレギュラー陣に変更はないが、カネパはこのレースが引退レースとなるため、いつもと違った想いで走ることになるだろう。また、ブラックは鈴鹿8耐は怪我で欠場、マッソンはTeam SUZUKI CN CHALLENGEから参戦していたため、この3人が揃うのは第2戦以来となる。 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはイリヤ・ミハルチク、マーカス・ライターバーガー、ハネス・ソーマーだ。シルバン・ギュントーリは末の息子の病気を理由に欠場する。ソーマーは第1戦ル・マンでは同チームでリザーブだったライダーで、鈴鹿8耐ではTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWでSSTクラス優勝を飾っている。 また、KAWASAKI WEBIKE TRICKSTARもライダーが変わり、グレゴリー・ルブランが鈴鹿8耐の怪我で最終戦も欠場することになった。クリスチャン・ガマリノ、ロマン・ラモス、そしてSRCカワサキで2019年にチャンピオンに輝いているダビド・チェカが選ばれた。F.C.C. TSR HONDA Franceはジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェと変わらないが、リザーブにケビン・マンフレディを起用する。 第4戦ボルドール24時間のエントリーは全45チーム。内訳はFormula EWCクラスが15チーム、Superstockクラスが28チーム、Experimentaleクラスが2チームとなる。 過去2年のポールポジションはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM、2021年はYOSHIMURA SERT MOTULだった。決勝は2023年と2021年はYOSHIMURA SERT MOTUL、2022年はVILTAIS RACING IGOL(YAMAHA)が制している。 表彰台は2022年にWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCEが3位に入ったことや、2023年はHONDA VILTAiS RACING(Honda)が2位、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが3位、チャンピオンを決めたYART YAMAHAが4位だったことを考えると予想は難しく、荒れる傾向にありここ3戦とは違った展開が予想される。
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