朝倉未来が発起人! アイドルオーディション番組『Dark Idol』で選ばれた6人のデビューメンバーを全員直撃!
* * * 5人目は〝元超人気キャバ嬢〟という異例の経歴を持つ星野ティナさん(23歳)だ。 ――星野さんは18歳までアイドルグループで活動されたあと、売上1億円の売れっ子キャバ嬢として活躍されていました。それだけに〝普通ではないアイドル〟をプロデュースする番組コンセプトを最も象徴する存在という印象がありました。 星野 ほんとですか。自分では全然意識してなかったです。 ――でも実際、グループ審査の敗者復活となった視聴者投票では、2位に5000票近い差をつけた1万8272票を集めて1位通過を果たしました。それだけ応援する方々の熱量が大きかっただけに、審査も自信があったのでは? 星野 最初のタイマンバトルはめちゃくちゃ自信あったんですよ。次のグループ審査で落ちてしまったときも、あまりにもあっさりと終わったから、悔しいっていうより、どうしようって感じで。そこから視聴者投票で復活できたんですけど、合宿の評価がいきなり厳しくて。 ――最初の順位発表から脱落ラインで。 星野 いよいよメンタルがもたなくなって、あそこで一気に自信をなくしました。 ――そうだったんですね。番組を観ている分にはわからなかったです。 星野 すごく焦ってました。私は性格上、「常に強くいないと」っていうタイプなんです。それで合宿では素を出せてなかったんだと思います。 ――じゃあ、実は強がっていた? 星野 はい。ほんとは泣きたかったです(苦笑)。 ――それは意外でした。タイマンバトルのときも、「勝つのは実力よりも華があるかどうかでしょ」と番組の意図を見透かしたようなコメントをしていて。 星野 そこは実際、今の実力だけではなく、将来性も含めて見られているんだろうなとは思っていました。 ――でも今のお話だと、内心では必死だった、と。 星野 負けず嫌いですし、順位が低い結果になったときは、本当に悔しかったんです。 ――合宿で最初が13位と発表されたとき、「自分にがっかりした」と言っていましたね。 星野 そうですね。だから、あれは本音です。 ――キャバ嬢として実績があり、『小悪魔ageha』ではモデルとしても活躍していたのに、なぜ今回のオーディションに応募を? 星野 18歳までアイドルをやっていたんですけど、終わり方が雑で。 ――プロデューサーが逮捕されて解散したんですよね。 星野 それで心残りがあって。ステージで歌って踊る仕事はすごく楽しかったんです。それをまたできるなら挑戦したいと思ったんです。 ――そうまでしてやりたいアイドルとは、星野さんにとってどういう存在なんでしょう? 星野 私はひとりで有名になりたいわけじゃなくて、チームとしてひとつの目標を成し遂げたいタイプなんです。だから、アイドルグループは本当に生き甲斐だったんです。 ――そこまでアイドルに強い思い入れがあったんですね。 星野 一応ね、ありますよ(笑)。 ――どういうアイドルになりたいですか? 星野 幸せを届ける王道のアイドルというよりは、リアルな思いを発信することで、共感してもらえるような存在になりたいですね。ダークな過去があっても、ここまで成り上がれるんだよって見せていきたいです。 ――グループとしての目標は? 星野 Mステ(ミュージックステーション)に出たいな。 ――まさに成り上がりですね。 星野 はい。夢を叶えてみせます。 ●星野ティナ(ほしの・てぃな)2001年5月8日生まれ、東京都出身。18歳までアイドルグループで活動するも、担当プロデューサーの不祥事により活動停止。その後は売れっ子キャバ嬢として月に1億を稼ぐなど大活躍するも、夢を追うために『Dark Idol』へ応募。視聴者投票1位の実績を引っ提げ、再びアイドルに挑む。