朝倉未来が発起人! アイドルオーディション番組『Dark Idol』で選ばれた6人のデビューメンバーを全員直撃!
* * * 3人目は石川侑依さん(23歳)。芸能経験ゼロでデビューを果たした本オーディションのシンデレラガールだ。 ――石川さんは、最終合格者の中では唯一の芸能経験ゼロからのデビューとなりました。 石川 そうなんですよ。いまだに信じられないです。 ――今の率直な気持ちは? 石川 新しい学年でクラス替えしたばかりのときみたいな、落ち着かない感じがあります。まったく新しい環境に来たんだっていう気持ちです。 ――自分が合格する可能性はどのくらいあると思っていました? 石川 まったく思ってませんでした。 ――では、発表の瞬間まで無理だろうと? 石川 とにかく不安でした。あまりに不安だから、考えないようにしていたくらいで。 ――石川さんもグループ審査では落選して、そこから視聴者投票で復活しました。 石川 あの投票期間がいちばんツラかったです。メンタルがいっぱいいっぱいで。投票を呼びかけるために路上ライブをしたり、SNSを頑張ったりしましたけど、それも本当に努力の方向として合っているのかわからなくて。 ――いわば、あれが初めての芸能活動ですよね。 石川 だから、SNSもイチから勉強しました。フォロワーを増やす方法とか本をいっぱい読んで勉強して。足りない部分は座学で埋めようって。おすすめに表示されやすくなる裏ワザとか必死に研究しました。 ――今回の企画には、もともと決まっていた内定を蹴って応募されたんですよね。なぜ、そこまでアイドルになりたかった? 石川 事前番組で朝倉未来さんが来てくださったときにも話したんですけど、漠然と人生がつまらないと感じていて。モヤモヤした感情が強烈にあったんです。 ――このままでいいんだろうかっていう。 石川 そういうモヤッとしたやつです。このまま普通に就職して生きていくのかって。特に何かあったわけじゃないんですけど、なぜかずっと病んでいました。 ――では、この番組が何かのきっかけになれば、と? 石川 そうです。この企画は友達に紹介してもらったんですけど、ここで応募しないと絶対に後悔するよってすごく背中を押してもらって。その友達には最後まで支えてもらいましたね。 ――どうしてもアイドルになりたいっていうよりも、自分を変えたかった。 石川 それが大きかったですね。 ――こうして実際にアイドルになったわけですが、今の目標は? 石川 番組を通して自分の課題がいっぱい見つかったんですよ。歌もダンスもやってみると、こんなに難しかったのかと思って。しかも、それぞれをこなしながら、自分の感情を表現しないといけないんだなって。まだそんな段階だから、まずはみんなの足を引っ張らないように頑張らないといけないですよね。そのうえで自分らしい表現ができるアイドルになりたいって思います。 ――経験がないからこそ、ここから成長する過程を見てほしい? 石川 はい! 自分は伸びしろで受かったところがあると思うので、成長していく姿を皆さんに見せていきたいです。 ●石川侑依(いしかわ・ゆい)2001年5月21日生まれ、福岡県出身。今年3月まで慶應大学に通う普通の大学生だったが、『Dark Idol』には就職の内定を辞退して応募。合格者では唯一の芸能経験ゼロからのデビューとなった。