これだけは「やってはいけない」…ヒートショックが増加する冬本番の「不調を防ぐ」4つの対策
12月の「開運養生フード」1つ目は、鶏肉!
中医学では「血肉友情(けつにくゆうじょう)の品(しな)」といいますが、冬のエネルギー不足の身体に良いのが、気血を補う動物由来の肉です。疲労が強いときには鶏肉や牛肉を。 鶏肉は、寒さで縮こまった身体を温め、胃腸を元気にし、不足したエネルギーを補給してくれます。12月なら、鶏鍋がおすすめ。同じく温める力を持ったネギも加えるとなお良いでしょう。 牛肉も、気血を補い身体を温めて足腰や筋を強くしてくれるので、疲れやすい年末年始にはぴったりの食材です。ポイントは、鍋やスープなどに入れて“少量をしっかり食べる”こと。消化の負担になりやすい食材でもあるため、食べすぎにはくれぐれも注意してください。 なお、豚肉は潤いを補う力が強いので、冷え対策としてよりも、乾燥が気になる人におすすめです。
12月の「開運養生フード」2つ目は、水餃子!
日本では、冬至にかぼちゃを食べる風習があります。野菜ではめずらしく身体を温め、消化器系の働きを良くするかぼちゃは12月にうってつけの食材です。 一方、中国では、冬至に餃子を食べる習わしがあります。もともと餃子は中国で“医者の神様”とされる、張仲景(ちょうちゅうけい)という人物が作ったと言われる養生食。当時、寒さと飢えに苦しむ民衆のために振る舞われたのが、餃子(中国では水餃子)でした。 冷えを解消する羊肉や唐辛子といった食材を使い、耳の形に似せて作られた餃子は、耳が凍傷となった多くの人を救ったのだそうです。ポピュラーな焼き餃子も美味しいですが、冬至には水餃子を食べましょう。 もちろん、かぼちゃも水餃子も、きっちり冬至の当日に食べなければならないわけではありません。冬の食養生として、年末の忙しい時期だからこそ古くからの風習に触れ、健康と幸運を招きましょう。 …つづく、櫻井大典さんと暮れの酉さんの連載<暮れの酉が教える…初詣のタイミング、じつは元旦よりもが「行くべき最強の日」があった!「幸運を引き寄せる」意外な方法>はこちらからどうぞ
櫻井 大典、暮れの酉