メルセデス、シンガポールGP初日の手応え厳しく……ハミルトン「今のところ、予選Q3には進めないだろう」
メルセデスのルイス・ハミルトンはF1シンガポールGPの金曜フリー走行で苦戦を強いられ、シンガポールGPに向けたW15のセットアップに 「少し迷い」を感じているようだ。 【リザルト】F1第18戦シンガポールGP:FP2結果 ハミルトンはFP1で12番手、FP2では11番手。特にマシンのハンドリングに不満を持っているようだ。 FP2終了後、ハミルトンはチームがマシンに多くの変更を加えようとしたが、どれもうまくいかなかったと語った。 「僕にとってこのクルマは、かなり……とても難しく、とてもチャレンジングな1日だった。あらゆるセットアップを試したけど、何もうまくいかなかった」 「とてもチャレンジングなのは間違いない。本当に全力を尽くしているのに、気がついたら1秒も遅れていた。最終的に僕たちは今、少し迷っているんだと思う。クルマをどうすればいいのかよくわからないんだ」 FP1とFP2の間に行なわれた変更が役に立ったかと尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。 「僕たちはたくさんトライして、達成したのは同じようなことだった。今のところ、Q3には進めないだろう」 チームメイトのジョージ・ラッセルもマシンのバランスに苦しんでおり、FP2では7番手となったもののセッション終盤にターン8でロックして低速でウォールに突っ込んでしまった。フロントウイングが破損し、ノーズが潰れたものの、比較的ダメージは少なかった。 ラッセルは以前の週末に比べて、マシンのフィーリングが良くないとしながらも、フェラーリやマクラーレンといったトップ集団と、後続チームとのギャップにうまく収まりたいと語った。 「クラッシュについてはあまり言うことはないんだ。ロックアップして、フロントウイングが外れてしまった。僕らにとっては本当にチャレンジングな金曜日だったよ」 「今日は本当にペースが悪かった。その理由を理解する必要がある。今夜、その答えが見つかると思う」とラッセルは説明した。 「でも、FP1からFP2にかけては少し前進した。でも、12ヵ月前の今ごろや最近のレースのように、クルマがうまく”つながっている”感じがしないんだ。その真相を突き止める必要がある」 「サプライズはたくさんある。RBは本当に速いし、ウイリアムズもいる。レッドブルはペースを落としているようだ」 「マクラーレンやフェラーリとの差は大きい。最低限、中団チームと上位4台の間のギャップに入りたい。でも、今はまだ課題が山積みだ」
Jake Boxall-Legge