岐阜県知事選告示 新人2人が届け出
任期満了(2月5日)に伴う岐阜県知事選は9日告示され、いずれも無所属新人で、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(60)=自民、公明、立民、国民推薦=、産業カウンセラーの和田玲子氏(64)=共産推薦=の2人が立候補を届け出て、17日間の選挙戦に入った。26日に投票、即日開票される。 古田肇知事(77)=5期目=が今期限りでの引退を表明し、20年ぶりに県政のリーダーが交代する。人口減少・少子高齢化対策や物価高騰・経済雇用対策などが主な争点。古田県政の政策を継承するかどうかも焦点になりそうだ。 江崎候補は岐阜市内の選挙事務所で出陣式を行い、「安心して楽しく働けるを実現することで多くの人が集まり、人口が増える。そんな流れをつくりたい」と第一声を放ち、「安心とワクワクがテーマ。人やモノが集まる岐阜県を皆さまと共につくっていきたい」と強調した。 和田候補は岐阜市内の公園で出発式を行い、第一声で「ハコモノ行政だった古田県政20年をそのまま引き継ぐのか、県民が主人公の政治を取り戻すかの瀬戸際となる選挙だ」と主張。「賃金の底上げなど、県民の命や暮らし、環境を守る政治に切り替えたい」と訴えた。 告示前日の8日現在の選挙人名簿登録者数は161万5047人(男性78万584人、女性83万4463人)。
岐阜新聞社