<大阪・関西万博>開幕まであと7か月 会場建設中の夢洲の様子は?
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開幕する2025年4月13日まであと約7か月となる今月12日、咲洲(大阪市住之江区)の「さきしまコスモタワー展望台」から、夢洲(同此花区)の万博会場工事の様子を撮影しました。 【拡大写真】2024年8月に撮影した夢洲の様子
リング(大屋根)について、博覧会協会は8月21日付のニュースリリースで、木造建築部分が完成して1周約2キロの輪がつながった旨を発表しました。 従来、リングの組み立て完成は9月末の予定とされていましたので、工事の進捗が少し早かった様子です。 さきしまコスモタワー展望台から見下ろしてみると、確かにリングの輪が1つになっているのがわかります。また、屋根の上には歩道が設置されているのが見えました。
リングの内部ではパビリオンなどの建設が進んでいるためか、水辺になる場所以外は地面がほぼ見えなくなりました。 リングの外側では、大阪府と大阪府が出展する大阪ヘルスケアパビリオンで、膜屋根工事と外装工事が完了。府によると、内装工事と外構工事がまだ少し残っているそうで、10月末の工事完了を目指しているとのことです。
日本館では、前回記事(8月14日配信)の時よりも建設中のパビリオンの高さが増している様子です。 博覧会協会によると、9月5日時点でパビリオンのうち参加国が自ら建設する「タイプA」を希望する国は、前回記事と同数の47か国。「タイプA」希望国のうち、着工済みは前回より1か国増の40か国。未着工の7か国のうち、施工業者が決まっているのは3か国、未定は4か国です。 (取材・文:具志堅浩二)