<大阪・関西万博>開幕まであと11か月 会場建設中の夢洲の様子は?
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開幕する2025年4月13日まであと約11か月となる5月9日、咲洲(大阪市住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から、夢洲(同此花区)の万博会場工事の模様を撮影しました。 【拡大写真】今年4月11日に撮影した際の夢洲
「リング(大屋根)」の建設は、前回記事(4月13日配信)よりもさらに進みました。ざっと見る限り、全体の8割強で組み立てが完了、もしくは着工中であり、白と黒と緑の3色に彩られた屋上部の装飾も着々と行われている様子です。
大阪府と大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンでは、前回よりも建屋を覆う白い網状の構造物の範囲が広がった他、建屋およびその周辺の整備も進みつつあります。現時点でもっとも完成時の姿を想像しやすいパビリオンと言えるかも知れません。
リング周辺ではこの他、円すい状やドーム状の構造物が作られつつあるのが確認できました。博覧会協会の資料などを見る限り、前者は大催事場のようです。後者は電気事業連合会の電力館でしょうか。また、後者の向かって左横の四角い建屋はウーマンズパビリオン、さらにその左は日本館の建設地と見られます。
リング内では、メディアアーチストの落合陽一氏ら8人のプロデューサーが手掛けるシグネチャーパビリオンの建設予定地付近に大型クレーンが立ち並んでいました。会場の周辺では高架橋の建設も進みつつあるようです。 (取材・文:具志堅浩二)