【MLB】カブスがブルペン補強 ベテラン左腕シールバーと1年契約を結ぶ 昨季ツインズで59試合に登板
日本時間1月1日、カブスはツインズからFAとなっていたベテラン左腕ケイレブ・シールバーと1年契約を結んだことを発表した。米公式サイト「MLB.com」でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者によると、契約条件は1年275万ドルだという。カブスは今永昇太を筆頭に、先発陣には多数の左腕がいるものの、ブルペンには左腕が不足しており、ルーク・リトルとロブ・ザストリズニーくらいしか見当たらない。経験豊富なシールバーはカブスにとって貴重な戦力となりそうだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在37歳のシールバーは8年間のメジャー生活をツインズ一筋で過ごしてきた救援左腕。2013年にメジャーデビューしたが、2015年シーズンを最後にしばらくメジャーの舞台から姿を消していた。2019年シーズン終了後、プレミア12米国代表に選出され、それをキャリアの終着点として大学野球のコーチに就任する予定だったが、古巣のツインズから声がかかり、マイナー契約で現役続行。2020年に5年ぶりとなるメジャー復帰を果たした。 2021年からは4年連続で2ケタのホールドを記録するなど、ブルペンの一角に定着。メジャー復帰後5年目のシーズンとなった昨季は59試合に登板して47回1/3を投げ、2勝4敗3セーブ、10ホールド、防御率5.32、53奪三振という成績だった。右打者に打ち込まれたことで成績が悪化したものの、左打者は相対的に抑えており、新天地カブスでも試合後半に左の強打者と対戦する機会が多くなることが予想される。 カブスはブルペン7~8枠のうち、ネイト・ピアソン、ポーター・ホッジ、タイソン・ミラー、ジュリアン・メリーウェザー、キーガン・トンプソンの5枠はほぼ当確とみられる。ここに新戦力のイーライ・モーガンとシールバーを加え、ブルペンを形成することになるだろう。最後の1枠は招待選手としてスプリング・トレーニングに参加するマイナー契約の選手たちも含め、開幕直前まで熾烈な競争が繰り広げられることになりそうだ。