シャビ・アロンソを筆頭とする新監督候補に次々逃げられ・・・
フランツ・ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラー、パウル・ブライトナー、カール=ハインツ・ルムメニゲ、オリヴァー・カーン、ローター・マテウス、シュテフェン・エッフェンベルク、フィリップ・ラーム……。その力を満天下に示した名手は枚挙の暇がない。
ジャマル・ムシアラ、アレクサンダル・パブロヴィッチ、サシャ・ボエ、マティス・テルなど、2000年代生まれの若者たちはだれもが認める逸材だ。
歴史と伝統は申し分なく、明日を支える人材も豊富だ。だからこそ新監督の選定を急ぎ、なおかつ慎重になるべきだ
人気銘柄に逃げられたとはいえ、バイエルンのブランドが絶望的なまでに下落したわけではいない。
適任者はきっと現れる。ひょっとすると、すぐ身近に……。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹