14回のデュエルで勝利数はわずか「4」 プレミアトップクラスの守備者カイル・ウォーカーがボーンマス戦で本領発揮できなかった理由
衰えもあるのだろう
プレミアリーグ第10節ボーンマス対マンチェスター・シティの一戦が行われ、2-1でホームチームが勝利を手にした。ボーンマスは今季アンドニ・イラオラ監督の下で素晴らしいパフォーマンスを披露しており、第8節にはアーセナルも下している。一方のシティはプレミア今季初の黒星となり、リヴァプールに首位を明け渡してしまった。 今季のシティは先制点を決められる展開が多く、この試合でも9分にゴールを許している。その後も守備が安定せず、エヴァニウソンに追加点を与えてしまい、終盤にヨシュコ・グヴァルディオルが反撃の狼煙を上げるも追い付くには時間が足りなかった。 この試合ではルベン・ディアスとジョン・ストーンズが負傷で欠場し、4バックは右からカイル・ウォーカー、マヌエル・アカンジ、ネイサン・アケ、グヴァルディオルの並び。ウォーカーは10月初旬フラム戦以来の起用ということもあってか、ボーンマス戦ではらしくないプレイが続いた。 2失点目のミロシュ・ケルケズへの対応は以前のウォーカーならクロスを上げさせていないだろうし、対峙することの多かったアントワーヌ・セメンヨ相手にももっと戦えたはずだ。しかし、この試合でウォーカーはそれまでのフィジカルを生かしたプレイを披露することができず、『SofaScore』によると、地上戦・空中戦合わせて14回のデュエルでわずか4勝しか挙げることができなかったというデータが出ている。 『Manchester Evening News』によると、ウォーカーは直近の19日間トレーニングに参加しておらず、このボーンマス戦がぶっつけ本番だったことをペップ・グアルディオラ監督が明かしている。それであればリコ・ルイスを起用すればいいように思えるが、ミッドウィークにはCLスポルティングCP戦が控えており、まだ19歳と若いルイスのプレータイムを管理したかったのだろう。また、ウォーカーは守備面において絶対的な信頼を得ており、ペップは彼ならやってくれると考えたのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部