陸上(長距離)・齋籐駿 先輩たちとつかみ取った全国制覇
荘口:長距離というととにかくキツイだろうなあ、ってイメージですが、いったい何を考えながら走っているのでしょう? 齋籐:ここを耐えれば強くなれる、この人には絶対負けない、という気持ちです。 荘口:今までで一番厳しかった、もうやりたくないなあ~って思ったトレーニングは? 齋籐:1000mを4本走った後に200mを10本走ったことです。 荘口:誰とでも話せることが強みでもあるそうですが、それが陸上に生きていると思う部分は? 齋籐:大会が終わった後に自分の先輩たちだったり、他の先輩たちだったりに積極的に話しかけられるところかな、と思います。 荘口:ここだけは誰にも負けない!というところは? 齋籐:粘り強さとメンタルです。 佐藤:これ、長距離で一番大事なところで最後の残り一周、400mくらいになった時にそこでどれだけねばれるかでタイムが出るし、人にも勝てるんですよね。例えば箱根駅伝を走る選手たちはみんなそういうところを強く認識していまして。強みを知るのはアスリートにとって大事なので、齋藤選手はよくわかっていらっしゃると思います。すばらしい。齋藤選手、最後の一周の鐘が鳴った時、テンション上がりません? 齋籐:最後の一周はいつも、だいたい意識が飛んでいて気力だけで… 荘口:えぇっ!?じゃあ自分でも覚えていないんですか? 齋籐:はい。 佐藤:出し切っているんですね、それだけ。