年商2億円「ひとりメーカー」実践者が教える“いつの時代も売れる商品”
皆さんは「こんな商品があったらいいのに…」、「モノづくりに興味がある」、「時間や場所に縛られず働きたい」と思ったことはありませんか?思ったことがある方はもしかしたら「ひとりメーカー」という新しい働き方が合うかもしれません。今回はマツイシンジ氏の新刊『「ひとりメーカー」の教科書』(青春出版社刊)から、「ひとりメーカー」という働き方について、抜粋して紹介します。 【この記事の画像を見る】 ● 「ひとりメーカー」って何ですか? 時間や場所に縛られずに働けて、特別なスキルや資金がなくても始められ、継続的に稼いでいける。しかも、自分の経験を活かしたり、「こんな商品があったらいいな」というアイデアをかたちにしたりして世の中に出すこともできる。 それが「ひとりメーカー」という仕事です。 ひとりメーカーとは言葉通り、「ひとりでメーカー業」を行う仕事。実際に私もひとりメーカーとして独立し、年商2億円の会社を経営しています。 「え、ひとりでメーカーをやるの?それって物理的に無理じゃない?」「自分で物をつくって自分で売るって、めちゃくちゃ大変そうなんだけど…」 そう思われた方もいるかもしれませんね。 メーカーの仕事といえば、 <商品の企画を立てる>、<材料の仕入れ先や工場を探し、商品をつくる>、<商品を宣伝し、認知してもらう>、<お店などで商品を売り、売り上げを立てる>と、広範囲にわたります。 「これ全部をひとりでやるなんて無理無理!」と思う方がいても当然です。 でも、心配ありません。さまざまなインフラが整った現代では、これを「ひとり」で行うこともできるのです。
正確には、先ほどのすべての業務を「物理的にたったひとりでやる」わけではありません。一般的なメーカーでも営業、製造、広報などさまざまな部門に分かれており、みんなで分業していますよね。 ひとりメーカーも同じ。基本はひとりで考え動くけれど、手が足りないところはクラウドソーシングで外注したり、AIを活用したりして、分業して仕事を進めていきます。自分自身は司令塔、あるいはハブとしての役目を果たすのがひとりメーカーの働き方といえるでしょうか。 今、世の中にあるシステムを最大限活用すれば、工場がなくても、社員を雇わなくても、莫大な資金がなくても、自分の欲しい商品をつくり、それで生計を立てていくことができるのです。 そんなこれまでの常識を超えた仕事「ひとりメーカー」という働き方をお伝えします。 ● 資金ゼロ・知識ゼロでも簡単に始められる 「いくらシステムを使えるといっても、物をつくって売るとなると、専門的な知識が必要なんでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんね。 実際は、必須知識やスキルはほとんどありません。小学校卒業レベルの算数力と、パソコンの基本操作ができれば十分。今までパソコンになじみのなかった70代の方でも問題なくできていますので、普通に仕事などでパソコンを使っている人なら、まず心配ないでしょう。 また、「そんなにたくさんの人を雇える資金や人脈はない」という心配も無用です。私はたくさんの方の力を借りてひとりメーカーを運営していますが、社員は一人も雇っていません。 経理・事務や顧客対応なども外部の人にお願いしていますが、どの方とも一度もリアルで会ったことはないし、そもそも海外在住の方もいるので会うのはほぼ不可能です。 継続的に仕事をお願いしている方もいますし、スポット的に「ここだけお願いしたい!」というところだけ、仕事を依頼することもあります。いずれにしても業務委託というかたちで事足りています。