日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
3年目のラリージャパンどんな感じ?
2024年11月21日から23日まで愛知県・岐阜県で開催されているFIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦「ラリージャパン 2024」。 現状での開催は3年目となりますが、どのような現状なのでしょうか。 【画像】「うおおおおぉぉぉぉ!」 これが「宙を舞う日本代表のマシン」です!(8枚)
WRC(FIA世界ラリー選手権[FIA World Rally Championship])は、FIA(国際自動車連盟)が主催するF1(フォーミュラ―1世界選手権)、WEC(世界耐久選手権)と並ぶ世界三大モータースポーツです。 1973年に創設され、伝統を誇る世界最高峰のラリー選手権となり、欧州などでは開催3日間で100万人以上を集客するビッグイベントとしても知られています。 そんなWRCは、年間を通じて世界各国の様々なコンディションの公道などを駆け抜ける競技です。 F1やWECと違い、普段その場所の住民が使っている道で世界最高峰をドライバーが駆け抜けるというのが最大の特徴と言えます。 細かな部分では、市販車をベースにしたマシンで、レースとは違い1台ずつ走行し、各競技区間(SS)のタイムを競います。 競技区間は、舗装された道だけでなく未舗装路や泥道、水たまり、雪道なども走ることになり、まさに世界一過酷な競技とも言われています。 一方で競技区間と競技区間の移動(リエゾン)は開催国の交通ルールを厳守しなければならず、稀に警察から取り締まられるチームも存在しています。
WRCの日本開催は、ラリージャパンとして2004年から2010年に北海道で開催。その後2022年11月に愛知・岐阜で12年ぶりに開催されました。 そして、2023年、2024年と主催者側に愛知県豊田市や岐阜県恵那市が参画して、自治体が中心となって運営されています。 またWRCの日本大会は、2026年から2028年まで開催することが決定済みです。 このような経緯を経た日本開催ですが、地元豊田市に拠点を置くトヨタはWRCに参戦するメーカーでもあります。 トヨタはラリートップカテゴリーのWRCをはじめ、全日本ラリーにも参戦。さらには日本でのエントリーカテゴリーとして「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge」を全国で開催してきました。 こうしたトヨタのラリー活動は、地域の街興しも目的のひとつとして行われています。 話はラリージャパンに戻り、前回愛知県・岐阜県の開催が2年目となったラリージャパン2023の際に、豊田章男会長は次のように話していました。 「今まではWRCといえば北海道でしたが、この場所(愛知・岐阜)の開催が北海道と同じ新たな聖地になるかなと。 また2年続けて見て明らかに笑顔のシェアは増えました。まだまだ改善点は多いと思いますが、見る人、やる人、支える人、皆さんで協力する。 そうすると、こんな世界ができると多くの人に認識いただき、応援頂けるとありがたいです」