日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
そして、3年目となったラリージャパン2024。実際に競技初日となる木曜日でも豊田市駅周辺やサービスパーク(チーム拠点)がある豊田スタジアムは多くの人で賑わっていました。 さらに移動区間(リエゾン)でも平日の昼間ながら、多くのファンが沿道でWRCマシンを待ち構えているなど、この3年でファンの熱気や地元住民の理解は増えてきた印象です。 そんなラリージャパン2024について、筆者から「愛知・岐阜での開催は3年目を迎えますが、変わったこと。そして次の3年への期待を教えて下さい」という投げかけに対して、豊田章男会長は次のように話してくれました。 「まず変わったことは、明らかに来る人の数が増えました。それからニュースなどで話題になる数も変わりました。 それはもうメディアの皆さんが色々話題にしてくれたおかげってこともあると思います。 また、以前からオリンピックの時もそうでしたけど、モータースポーツも『スポーツ扱いしてよ』というように言ってきました。 そのなかで今回は、トヨタのスポーツのアスリートとモータースポーツのアスリートが一緒にトークショーをしていることで、同じスポーツの枠組に入れてきてくれてるというのが、この3年間での1番の変化だという風に思います。 それで、これから期待することは、やっぱりヨーロッパでやるWRCの3カ国(ドイツ、チェコ、オーストリア)を跨る『セントラルヨーロッパラリー』というようなものをやっていって欲しいです。 これが日本だと県を跨がるだけ、地方を跨るだけで自治体が変わって、色々な調整が大変なんです。 これをWRCのレベルでレベルでのラリー会場ということでいくと、是非とも県を超えて『これぞ日本の道』というのをもっともっと宣伝するような形でやっていただくといいなと思います。 いまその中心は豊田市がやりだしてますが、これ日本の景色を全世界で8億を超えて世界発信できてます。これは日本のプロモーションに抜群にいいと思います。 特にこの時期には紅葉が美しく、日本の8割は山ということもあり、山を駆け抜ける姿が映像が全世界に発信できるということは、自治体のがんばりも良いですが、やっぱり国の規模でやっていって欲しいですね。 ただ、国の規模といっても規制・規制という風にせずにファン目線でWRCを国際レベルに持ち上げていくのこの先だと思います。 いま、いい感じの3年間はもう進んでると思いますので、やっぱり2028年までという決断をして頂いた以上は、日本には、世界的に見てこれだけの自動車会社がある国だなっていうので終わるんじゃなくて。 モータースポーツ分野、WRCの会場としても、『ものすごく魅力的な場所』だなという風に思って頂きたいので、そこは長い勝負になりますけど、よろしくお願いをしたいと思います」