プレゼンの最後に「いかがでしたか?」は絶対ダメ…そのとき一流が使う行動につながる"締めの言葉"
■相手のニーズに合わせて情報を出していく 大切なのは、相手の関心や懸念に応じて、必要な情報を適切に提供することです。 すべての可能性や例外を一度に列挙するのではなく、相手のニーズに合わせて情報を出していくのです。 ビジネスの場面でも同じことが言えます。 新製品のプレゼンで、考えられるすべての欠点や条件を列挙するのではなく、製品の主な特徴と利点を明確に伝え、そのうえで「具体的に気になる点はありますか?」と質問することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。 あなたが要点だと思うポイントすべてが、相手にとって重要な情報であるかどうかはわかりません。できるだけ早く、相手の気にするポイント、相手にとっての要点にたどりつく流れを意識することです。 ---------- 説明上手な人はまず中心的なメッセージを伝え、その後相手の懸念や関心ごとに焦点を当てた説明をする ---------- ---------- 鶴野 充茂(つるの・みつしげ) ビーンスター 代表取締役、広報アドバイザー 社会構想大学院大学客員教授、日本広報学会常任理事。コミュニケーションの専門家として、国内外数百社の経営者や政治家、医師・弁護士など専門家向けに広報アドバイザー、トレーナーとして活動するほか、東京理科大学オープンカレッジなどで説明力や文章力を高める講座を提供するなど広くビジネスパーソンに向けてコミュニケーションを教えてきた。東日本大震災後に国会内に設置された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)でデジタル・コミュニケーションを統括、全国がん登録制度の発足時にはPR責任者を務めるなど、全国規模のコミュニケーションプログラムやPRキャンペーンにも携わる。水循環基本法フォローアップ委員会委員。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)元理事。筑波大学(心理学)、米コロンビア大学院(国際広報)卒。 ----------
ビーンスター 代表取締役、広報アドバイザー 鶴野 充茂