ピアストリ、2025年はF1タイトル挑戦の年になる? 「道具は揃っている。あとはそれを常に活用しなくちゃ」
マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1でタイトル争いを繰り広げるために必要な道具は揃っているものの、そのためにはそれらを万全に活用しなくてはならないと語った。 【動画】命懸けの戦いの記録:2024年モータースポーツ大クラッシュ集 マクラーレンは2023年中盤から急速に戦闘力を上げ、2024年にはトップチームの一角に。この3年間F1を支配してきたレッドブルをも超える力を示し、1998年以来のコンストラクターズタイトルを獲得したのだ。 ドライバーズタイトル争いではピアストリのチームメイトであるランド・ノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に挑み、2位を獲得。ピアストリはノリスから82ポイント差、王者となったフェルスタッペンからは142ポイント差のランキング4位だった。 ピアストリは来年でF1ドライバー3年目となるが、マクラーレンが戦闘力を上げていることもあり、新シーズンにおいてはドライバーズチャンピオンを争うひとりとなってくる可能性がある。 2025年にタイトルに挑めると思うか? そう尋ねられたピアストリは、motorsport.comに対して次のように答えた。 「そう思う。僕はまだまだ学習と改善が必要だけどね」 「僕としては今は、必要な道具をほぼ全て手にしていると感じられるところに、かなり近いと考えているんだ。ただそれを僕はやりたいように全てをまとめ上げられていないだけだ」 「昨年(2023年)は、求めている道具が全ては揃ってはいなかったと思う。いくつかは手にしていたけど、欠けていたモノもあったんだ」 「今年(2024年)は全てを手にしていなかったとしても、間違いなく(2023年より)より多くのモノを手にしていたと思う。レースペース、予選、ライバルとのレースにおいて、良い瞬間を見せられたと思う。全体的にとても満足しているよ」 そしてピアストリは、上位でレースを争っていることで、パフォーマンスへの認識の変化をこう付け加えた。 「全てを“もう少し”まとめ上げることなんだと思う。それが必要なんだ。今、僕らは先頭で争っていることで、後方にいたときよりも、完璧にできないことの影響により晒されてしまうんだ」 「だけど必要な道具は全て手にしていると思う。それらを常に活用できるようにする必要があるだけだ」
Ewan Gale ,Erwin Jaeggi