サニーvsスターレットの死闘ふたたび。富士マイナーツーリングがJAF公認レースとして8月17日に復活開催
長野県で車両輸送やクラシックカーレストア、レーシングカー製作、レースサポートを行っている信州キャリッジは、8月17日に富士スピードウェイで開催される富士チャンピオンレース第3戦において、JAF公認レースとして『富士マイナーツーリング2024』を復活開催すると発表した。 【写真】B110サニーが生産終了から50年以上、B310でも41年が経過している現在でも愛好家が多いマイナーツーリング 富士マイナーツーリングは、1989年まで開催された富士グランチャンピオンレース(富士GC)の前座レースとして人気を博したレースシリーズ。おもに1300cc以下のツーリングカーで競われ、極限までチューニングされたニッサン・サニーやトヨタ・スターレットが熾烈な争いを繰り広げた。 ときにはメインレースとなる富士GC以上の人気を誇った富士マイナーツーリング。令和時代の現在も当時の愛好家たちが多数おり、サーキットで走行するマシンの姿を見ることもあったが、JAF公認レースとしては長年開催されていなかった。 そんななか、TSサニーの製作やメンテナンス、レースサポートを行うテクニカルサービスインフィニティーを自動車事業部とする信州キャリッジでは「マイナーツーリングを富士スピードウェイで開催するべく2022年にレース形式走行会として開催し、各方面の方々と協議またご協力いただき」今回JAF公認レースとして復活開催することになった。 8月17日(土)に“聖地”富士スピードウェイで行われる富士マイナーツーリング2024には、当初の予定より多い28台がエントリー。ドライバーには影山正彦・正美兄弟のほかにもプロのレーシングドライバーが参加することになっているという。 当日は富士スピードウェイへの入場料のみでレースを観戦できることから、信州キャリッジは「より多くのモータースポーツファンに富士マイナーツーリングを楽しんでいただけると思います」としている。 なお、同週末にはインタープロトシリーズ第2戦、KYOJO CUP第3戦も併催されるため、モータースポーツファンは富士スピードウェイでさまざまなマシンによるレースを楽しむことができるはずだ。 [オートスポーツweb 2024年07月25日]