角田裕毅が雨のサンパウロGP予選で自己最高グリッド2列目3番手!赤旗5度大荒れの予選はPPノリス、2番手ラッセル|F1
2024年のF1第21戦、サンパウロGPの予選が現地時間3日行われた。 本来であれば2日午後に実施されるはずだったが、同日の午後は雨続きとなり、現地時間3日朝の7:30に予選が行われることに。 ●【動画】「1分24秒111!」角田裕毅 が来たっ!!!水煙にむせぶサンパウロで堂々の予選3番手 現地インテルラゴスは日曜朝もどんよりとした雲に包まれ、前日ほどの大雨ではなく小雨が降っている状況。気温22℃、路面温度20℃のウェットコンディションで予選Q1開始時刻を迎えた。 18分の予選Q1が始まると、各車はエクストリームウェットを装着してトラックへと出ていく。ドライバーはピットに戻らず、プッシュラップの周回を続けることでレコードラインの水が少しずつ減っていく流れに。 それでも路面の水量に苦戦し、各ポジションでオーバーランするマシンも散見された。18分間の折り返しの9分、角田裕毅が1:29.172をマークしトップとなる。2番手チャールズ・ルクレールとは0.667秒差という状況下、フランコ・コラピントがターン3でスピンし、バリアにヒット。そこから動けず、Q1は残り8:50秒で赤旗となった。
数分の中断を経てQ1再開となるも、路面の水量がまだあるため、赤旗前よりもタイム短縮が困難に。 トラフィックも発生し、セクター1、2、3と各セクションをまとめるのに各ドライバーが苦労する中、ラストアタックでマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、ジョージ・ラッセル、エステバン・オコンが角田を上回り、角田は5番手タイムでQ1勝ち上がりとなった。 Q1で15番手に入れなかったルイス・ハミルトン、オリヴァー・ベアマン、コラピント、ニコ・ヒュルケンベルグ、チョウ・グァンユの5台が脱落となっている。
続く15分のQ2でも、各車エクストリームウェットを装着する中、オスカー・ピアストリはインターミディエイトを入れる。ピアストリがインターミディエイトで十分なラップペースを示したことで、ライバル勢もみんなこれでインターへと切り替えていく。 だが残り6分、カルロス・サインツがターン3でオーバーラン。そのままバリアにぶつかり、これで予選Q2は赤旗となった。 残り5:51からQ2再開となり、雨が強まることを警戒し各車は早めにタイムを出しにいく。ここからプッシュラップ合戦となり、タイムも上がる。 だが残り2分を切り、ターン3の奥でランス・ストロールがクラッシュ。セクター1イエローフラッグが50秒ほど続いてから残り46秒時点で赤旗となり、これで事実上Q2終了となった。 このタイミングで10番手に入っていなかったバルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、サインツ、ピエール・ガスリーがQ2敗退となった。レッドブル勢は十分にアタックラップができずにそろってQ2脱落となっている。 角田はストロールのクラッシュでラストアタックに入れなかったが、赤旗となった時点で10番手だったため、Q3進出となっている。