育児休暇の満足度、女性からみた夫の平均点は「58点」 男女で取得期間に大きな差
マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、正社員800人を対象に実施した「育休に対する男女の意識差と実態調査(2024)」の結果を発表した。パートナーの育児休暇への満足度(100点満点)を巡り、夫から見た妻の点数は平均約82点だったのに対し、妻からみた夫の点数は平均約58点だったことが判明。また、男性の育休取得日数は「1カ月未満」が半数を占める一方、女性は「半年以上」が8割以上となり、育児休暇の取得期間に大きな差が生じていることも浮き彫りになった。 【アンケート結果】育児との兼ね合いで、退職・転職を考えたことがありますか? 調査によると、パートナーの育休への満足度について、男性からみた妻の点数は平均82・7点だった一方で、女性からみた夫の点数は平均58・4点と大きな差が生じた。夫への点数が低い理由として、女性からは「夫の食事まで作らねばならず、かえって負担だった」「育休取得期間の短さ」などを指摘する声があったという。 また、子供がいる女性のうち、育児との兼ね合いで退職する「育児退職」を経験した人は19・3%に達し、「育児退職」を検討したことがある人は24・3%で、あわせて4割以上の女性が育児を理由に退職を経験・検討していることが判明。また、育休経験のある男性でも4割弱が退職を経験・検討しており、「男女問わず、育児と仕事の両立の難しさがうかがえる結果」(マイナビ転職)となった。 育休の取得日数を巡っては、男性が「1カ月未満」が半数を占め、取得日数が「2週間未満」が33・0%だった一方、女性の取得日数は「半年以上」が85・0%に上っており、男女の取得期間に大きな差が生じた。