9000円台で泊まれて、予約不要、チェックアウト延長可な「おひとりさま」向けホテルとは
Instagramでひとり時間の過ごし方を提案するメディア「おひとりさま。」を運営する「おひとりプロデューサー」のまろさんは、マンガ『おひとりさまホテル』の原案者でもある。マンガ家のマキヒロチ先生がまろさんのInstagramを見つけたことが、作品誕生のきっかけとなった。 そのふたりの最新作、『おひとりホテルガイド』(まろ/朝日新聞出版)と『おひとりさまホテル』4巻(まろ マキヒロチ/新潮社)が、6月7日に同時発売されたのを記念して、同日夜、2人の対談イベントが大垣書店 麻布台ヒルズ店(東京都港区)で開かれた。 「もうしばらくリアルイベントはやらない」と宣言して臨んだ対談で、マキ先生は何を語ったのか。そして、まろさんはどう受け止めたのか。2回に分けてリポートする。 *** まろ マキヒロチ先生のおかげで、こんな単行本(『おひとりホテルガイド』)まで出せることになって。ありがとうございます。 マキヒロチ まさに今日、6月7日に発売したばかりなのにSNSで話題になってて。売れる予感! まろ この1冊には、けっこうな情報を詰め込んでて。買っていただいた方にもそう言っていただいているようで、うれしいです。先生にも、帯に素敵なコメントをいただきました。 マキ 私は、行ったことがないホテルと行ったことがあるホテル、半々くらいでした。全体的にまろちゃんが好きそうなホテルだなと思うなかで、和歌山のホテルはちょっと行ってみたいですね。 まろ くろしお想ですね。パルグループというアパレルグループがやっていて、持ち帰りも可能な靴下とか、アパレルっぽいこだわりを感じて。アパレルって世界観を表現するのが上手じゃないですか。それがホテルでもできている。自分たちの強みをうまく使ってるな、と思って。和歌山への愛も隅々から感じます。東京からも飛行機で行くと意外と近いんですよね。
マキ そんなことはさておき、本には私との対談もあるし、ケンコバさんにもインタビューしてますよね。 まろ ケンドーコバヤシさんは、BS朝日で「ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版」という番組を持っていて。ビジネスホテルの楽しみ方を聞きたくてインタビューさせてもらったんですが、やっぱりすごく面白かった。 マキ ホテルなんて高くて泊まれない、という人が多いんですけど、なんでもいいんですよね。自分の好きなホテルを楽しんでほしい。マンガだと映えるところを紹介しちゃってるんで、価格との兼ね合いが難しいんですけど、別に高いところに泊まってくれと言ってるわけじゃないんです。 まろ そうそう。だからビジホも入れたり。値段ではなく、泊まってよかったところをご紹介してます。 マキ マンガの話もさせてもらっちゃいます。私も、リアルイベントはしばらくやらないつもりなので、休み前の最後の解説ってことでしゃべりますね。 まろ いいですね!お願いします! マキ 第4巻は、主人公のふみちゃん(塩川史香)の恋が少し始まったのかな、という回です。歌舞伎町に泊まってみたら意外とよかったんで、マンガにも登場させました。 まろ 先生も、ちょっと泊まってみようかな、って感じで泊まってるんですか? マキ マンガほどじゃないけどね。さすがに当日はないけど、東急歌舞伎町タワーのHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelは、泊まってみたら夜景がキレイだったり、映画館もすぐ下にあったり。まろちゃんもよかったって言ってたよね。 まろ 私は、最初は取材で行かせてもらってよかったんですが、2週間くらい前にまた1人で行かせてもらいました。同じ東急歌舞伎町タワーの中で、映画館でレイトショー見て、バー行って、そのまま部屋、みたいな楽しみ方が最高でした。結構、いい景色が見られるシティーホテルってあるんですけど、場所によって見え方が違って。高いビルが立ち並んでいて意外と抜けがないこともあるのですが、ここの場合は、そこまで高いビルがひしめき合ってない分、ずーっと奥まで景色が広がっているんです。安くはないんですけど、あの景色が見られて東京のど真ん中。リーズナブルだと思います。